人って何で恋愛するのでしょうか。
人間は、恋に対し、することがまるで当たり前のような感じで向きあっていますが、私は何で恋をするのだろうかなんて、真剣に考えたことがある人っているのでしょうか。
交際クラブ・デートクラブを利用している方もぜひ参考にしてみてください。
私達が恋をする必要性
私達は、必要があって、恋をしていたのです。
いわば人間の身体にはもともと恋をする機能が備わっていたという言い方をしてもいいのかもしれません。
東大教授(脳科学)の池谷裕二さんの著書『受験脳の作り方』の本には、このようなことが書かれています。
恋愛とはある特定の異性に惹かれる感情のことを言います。
他にもいろいろ異性がいるというのに、恋愛した人たちは、その人以外目に入らなくなってしまったりします。
それは、自分自身が優秀と感じた人の子孫を残そうとする本能のあらわれとして見ることが出来るかもしれませんが、違うとらえ方もできます。
実際に、世界には、様々な異性がおり、そのような人間をいちいち私達はチェックすることはできません。
実際には、一番優秀な人物と思っているものの、それは、自分自身がそう思っているだけです。
つまり、恋人選びは、誰でもある程度、身近な範疇の選択に留まり妥協を余儀なくされていることになります。
しかし、妥協という言葉で恋愛と向きあっていても、何か気分は憂鬱になってしまうのではないでしょうか。
そこで、私達をオブラートに包んでくれているのは、恋愛感情なのです。
「自分にはこの人以外考えられない」とか、「この人こそ私のすべて」というオブラートに包まれてしまい、妥協という言葉を隠してしまう機能が人間には備わっていると考えることが出来ます。
そして、恋愛していた人たちは、恋愛の感情が冷めてしまうこともあり、そのとき、なんで、こんな人に私は恋をしていたのだろうかと思うこともあります。
恋愛感情という機能
もしも、このような恋愛感情の機能がないと、人間って、もっと他に自分自身の理想に叶った相手が世界にはいると、東奔西走してしまうでしょう。
それでも、理想の相手は見付けられないでしょう。
私達の得る満足感とは、つまり、それも妥協しなければならないことかもしれません。
恋愛は勘違い
勘違いと聞けば、何かロマンチックの欠片もないと思ってしまうかもしれないです。
様々なロマンチックな恋愛映画を私達は見て来ましたが、あれは妥協だったと言えば、二人の恋の行方を真剣に見守ったりはしません。
妥協と言えば意図的にしているような感じがありますが、敢えて言えば機能によって誤解させられているという感じです。
誤解は、人間にとって大事なことであり、一人が東奔西走しているのならまだいいかもしれませんが、世界中の人たちが四六時中、恋に東奔西走していたら一体どういうことになってしまうのでしょうか。
恋にロマンは存在していない
恋を科学的に分析して行けば、私達が当たり前に感じているロマンチックなど存在しなくなってしまうかもしれません。
ロマンチックとは何かといえば、非現実的なものであり、現実離れをした場所に夢を見ることです。
ロマンチックは夢を見させてくれるかもしれませんが、ロマンチックな人たちばかりいても、社会はうまく機能して行かないです。
恋というものも、昔から私達の側に存在している以上、ただ非現実的なものを提供しているだけではありません。
リンゴが落ちるのは、重力が働いているから
リンゴが落ちるのは、重力が働いているからです。
そのようにして、人間たちは、謎を一つ一つ解明した来たのです。
なんで人間は恋をするのでしょうか。
それは、私にはこの人しかいないということを錯覚させるためです。
私は、ひょっとしたらあの人と赤い糸で繋がれているのではないかしらという思いもいいですが、それでは人間は、科学的には進歩していかないです。
ただし、いまお話ししたことではまだ科学的といういうには不十分です。
恋をする科学的理由
実際に、何で恋をするのか、科学的にはっきりと解明できている訳ではありません。
みなさんは、恋愛は、心がすると思っているでしょうけど、科学的に言えば恋をしているのは脳です。
異性に恋愛感情を持つことによって、私たちの脳内にはドーパミンという物質が大量に分泌されます。
ドーパミンが出ると、心身ともに充実した感じになり、疲れ知らずの状態になることが出来ます。
そこで、私達は、一種の快楽や喜びを感じることになります。
ドーパミンがあれば、異性と出会ったとき、気持ちがいいから何度も出会いたいという気持ちが必然的に起こることになります。
科学的には、ドーパミンが、何度もその相手と会いたいという連続性を持たせてくれることになります。
「恋は盲目」という言葉を耳にしたことはありませんか?
その理由は、科学的には、ドーパミンによって片付けることが出来ます。
ドーパミンには脳内にある扁桃体・頭頂側頭結合部と呼ばれる部分の動きを鈍くさせてしまう働きがあり、これが、相手を妥協することにも貢献しているのでしょうか。