遠距離恋愛は成就するの?
相手のことが好きで好きでしょうがないのに別れなくてはいけないときもあります。
別れなくてはいけない…というのも変な話なのですが、好きだけどお互いが別れたほうが幸せになることもあるのです。
これは、不倫のことを言っているのではありません。
ある例で話を進めましょう。
学生時代は同じゼミで毎日顔を合わせていて、自他共に認める恋人同士だったのが卒業するとお互いが社会人となって離ればなれになってしまいました。
離ればなれでも近くであればいいのですが、それが新幹線でも数時間かかってしまうくらいの遠距離でしたら、デートするのも大変です。
もちろん恋人同士でお互いが愛し合っているのですから、物理的に近かった学生時代と違って、社会人になっても気持ちの面で身近な存在を感じることができたでしょう。
いわゆる精神的な近さというものです。
現在はスマホなどで、簡単にコミュニケーションをとることができます。
しかし、スマホでいくらでも話ができてもビデオ通話で相手の姿を確認しても、傍にいないという寂しさを拭うことはできないのです。
どんなに好きで愛し合っていても、いずれはお互いの生活のほうが大事になってくることになります。
そのような中で、お互いの愛を育んでいくことが真実の愛と言えるのかもしれません。
しかし、それ以上にお互いの気持ちが離れていくことも一概に悪いとはいえないのです。
相手のことが好きだからこそ、離れてみて自分自身を見つめ直すことで最善の道を探ることができるのです。
すなわち、相手のことが好きだからこそ別れることもあるということです。
このような経験を交際クラブ・デートクラブをご利用の皆さまも、されたことがあるのではないでしょうか。
相手の親とうまくいくかどうか心配になることも
恋愛は相手のことだけを考えていたらよかったのですが、結婚となるとそういうわけにもいきません。
昔ながらの考えになってしまうかもしれませんが、結婚というのは恋人同士が単に一緒になるという話ではなく、お互いの家族のことも考えなくてはいけないからです。
もちろん祝福されて結婚できるのが最善なのですが、お互いの家庭環境も考えなくてはいけません。
それには、生活レベルや価値観なども関係してくるのです。
愛があれば年の差なんて…という考えがあるように、愛があれば家柄も価値観も関係ないという考え方はもちろん現代風であり、何も問題がないように思えます。
しかし、当の本人達がそう思っていても、双方の親や親戚一同がどのように思っているのかはわかりません。
何も分からずに結婚に突き進んでみて後で大変なことになったということは枚挙にいとまがないのです。
こんなはずではなかった…と思うまえに結婚についても猪突猛進ではなく少しだけ歩を緩めてしっかりと考えてみたいものです。
まずはお互いのパートナーについて価値観を試してみましょう。
3千円の傘は、傘の値段としては一般的なもののように思えます。
しかし、人によっては高いと感じる人もいますし、物がよければもっと高くても良いという人もいます。
お互いのパートナーの価値観はどうでしょうか。
些細なことですが、このあたりで意見の一致、すなわち同じものの考え方をしていると価値観もほぼ似たようなものと考えていいでしょう。
結婚して一緒に住むようになってもきっとうまくいくはずです。
そういった一つ一つの積み重ねが生活レベルになっていくのですが、これが結婚する当人同士だけではなく、お互いの家族も同じような価値観だったらきっとうまくいくのですが、同じ価値観であるほうが稀なのです。
これがあまりにも違うようでは、お互いが一緒になっても、どちらかが我慢を強いられることになって、それがストレスになってやがては夫婦生活が破綻することも十分に考えられます。
結婚はお互いの家族も一緒になるということを考えると、まず前提として両家から祝福される結婚があり、さらには、お互いの家族の交流があるでしょう。
そのときにいささかのトラブルがないとも限りませんし、そこでトラブルが起きるようでは、結婚生活も前途多難となってしまうのです。
自分たちだけが良ければいいというのではなく、お互いの家族のためさらには自分たちの将来を考えて、好きだけど別れると言う選択肢もあるということです。
お互いの生活習慣が違ったら
相手の全てが好きだから一緒になる、というのが理想形です。
しかし、相手のことが好きだけどここだけはちょっと…ということはないでしょうか。
もっとも、これはリップサービスで、多くは「ここだけは我慢できない」というレベルのものが多いのです。
結婚生活は我慢のたまものといいます。
違う生活環境で育ってきた二人が一緒になるのですから当然です。
そこには我慢も必要ですしお互いが寛容でなければ結婚生活を続けていくことはできません。
しかし、逆を考えて寛容でなくなってしまえばどうしたらいいのでしょうか。
我慢できない…そうなったときが夫婦生活の破綻となってしまいます。
そして、実は結婚生活の初期あるいは恋愛時代からそういった破綻する種はすでにまかれていたのかもしれません。
好きという感情が強すぎて周りが見えていなかったということです。
好きだけどそれ以上に嫌いになるということもあります。
こう考えると恋愛は難しいものですが、結婚はさらに難しいということがよくわかります。
交際クラブ・デートクラブで出会った方と交際に発展して、めでたく結婚をされるカップルもいらっしゃいます。
恋愛や結婚生活はお互いの思いやりや譲り合い、努力が必要なようです。