日本人には馴染み深い和食。
交際クラブに登録している方とお食事へ行くと、一流の料亭へ連れて行ってもらう機会もあるのでないでしょうか。
そこで交際クラブの食事デートで使えるワンランク上の和食マナーを紹介いたします。
目次
箸置きがない場合、箸袋で箸置きを折っていいの?
箸置きがない場合に箸袋を折って箸置きを作って使用するのはマナー違反ではありません。
丁寧できちんとした人という印象を相手に与えるチャンスです。
なるべく会話を中断させず、自然に折るように心がけましょう。
ネットで、イラスト付きで折り方を解説しているサイトが多数あります。
代表的なものとして『千代結び』『リボン型』が挙げられます。
二、三種類程折り方を覚えておくと「こんな折り方もあるらしいですよ」会話のきっかけになるかもしれません。
箸置きを折るのに夢中になりすぎて、相手を放っておかないように気をつけましょう。
もし箸置きがあらかじめ用意されている場合は、用意してある箸置きを使いましょう。
お刺身に添えてある植物は食べるべきなの?
料亭などでお刺身などを注文すると、食用菊、大葉、シソの葉、タデの芽(お刺身のツマによく添えられている赤紫で小さい植物)などが添えられていることが多いです。
これらは薬味として味のアクセントになるものです。
苦手でなければ食べてもマナー違反にはなりません。
ただし、食用菊は生でも食べられますが、通常茹でてから食べるため、彩り目的で添えられていることが多く、食べるのはオススメしません。
薬味を食べる場合は、最初に食べてしまうと白身魚等は味が感じにくくなるため、合間に食べるといいでしょう。
和食の席では懐紙ってどう使うの?
懐紙とは一言で言うと和紙を二つ折りにしたものです。文具店や茶道具店で気軽に購入すできます。
和食の席では以下ような用途で使います。
- ・口元を隠す(魚の骨や野菜や果物の種を出すとき、食べ物を噛み切るときに口元を覆えます)
- ・指先や口元の汚れを拭き取る
- ・食べ残し(魚の骨や果物の種など)を隠す
などなど……
懐紙の正しい使い方を知っていると、相手にも「とても上品な人だな」という印象を与えられます。
覚えておいて損はないでしょう。
ただし、ナプキンが用意されている場合はそれを使うのがマナーです。
汁物に入っている貝の殻はどこに置けばいい?
お味噌汁やお吸い物にハマグリやアサリなどの貝類が入っている場合、貝の身だけを箸で取り出して殻はそのままお椀の中に入れておきます。
殻をお吸い物の蓋の上に置くのはやめましょう。
嫌いな食べ物が出てきてしまったら?
前もって苦手なものを伝えておけると良いですが、自分が招待されている立場だと言えるタイミングがなかなかありません。
どうしても食べれない料理が出てしまったら、手をつけないで蓋があるものは蓋をしたまま折敷(料理を並べてあるお盆)の外に出しましょう。
「全く手をつけないのは悪いから……」と思って一口だけ食べる等、中途半端に残してしまうと「味が悪かった」という印象を与えてしまい、かえって失礼にあたります。
蕎麦は一度に何本ほど食べるの?
会席料理などでも、ご飯の代わりにお蕎麦が出てくることがあります。
その際は一口で食べられる量(大体三、四本)を取って食べるのがベター。
盛り蕎麦の場合は掘り返さないで上から取ります。
食べ終えた食器は片付けやすいように重ねて置くべきなの?
お店の人が片付けやすいようにと、食器を重ねてしまうと器同士がぶつかって傷がついてしまうのでマナー違反です。
同様に食器をテーブルの上で引きずって移動させるのも器だけでなくテーブルも傷つけてしまいます。
水菓子(果物)の食べ方は?
果物にスプーンやフォークが用意されている場合は、右側から一口大に切って食べます。
食べ終えたメロンやスイカの皮は食べ口を自分の方に向けて置きます。
まとめ
これ以外にも和食には箸の使い方やお椀の持ち方に細かいルールやマナーが沢山あります。
ですが、マナーを守ろうとして緊張しっぱなしではせっかくの楽しいお食事の時間が素敵なものになりません。
分からない時は素直に「こういう時、どうするのがいいのですか?」と相手に聞いたり、もしうっかりマナー違反をしてしまい相手に指摘されたら「こういうお店慣れていなくて……ごめんなさい」と言って「教えてくださってありがとうございます」と相手にお礼を言いいましょう。
少々複雑ですが少しずつ覚えていって、交際クラブの男性から愛される上品な女性を目指してください。