最近話題になっているパパ活。なんとなく昔で言うところの“パトロン”的なものは僕には到底できないもの、と思っていました。
僕は美容室を経営していて、それなりに繁盛していたため、30代半ばにさしかかった僕も同年代の人達に比べれば、収入はある方だと思います。
それでもパパになんてなれないって思っていたんです。
毎月数十万円もお小遣いをあげるなんてありえないと思っていました。
交際クラブにたどり着く
交際クラブに登録したら驚き
いろいろなパパ活の体験談を見ていると、1回のデートでお小遣いは1~5万円ってケースもあるようですから、まぁパパにはなれなくても交際クラブ・デートクラブで素敵な女性とデートするのは月に1回くらいはできるかな、と思って登録してみました。
ちょうど彼女と別れたばっかりでしたから、寂しかったというのもありました。
僕が入会した交際クラブにはいろいろなランク(会員の種類)があったんですが、私は中間のランクです。
中間の会員ですから、デートできる女性もそれなりなのかな、中の上ってところか、と思っていました。
ですが、実際に登録している女性を見ると、ほとんどが僕にとっては“上の上!”
その中で、タイプの女性でもあり、同じ美容師の女性をチョイスしました。
美容師の子とセッティング
もちろん、あわよくば彼氏になりたい、という気持ちもありましたが、一回り以上違いますから、そこまでは求めず単純にデートを楽しもうという気持ちです。
実際にその女性と会ってみると、美容師らしからぬファッション(同業なのでなんとなくわかります)で、いい意味でちょっと面を喰らった感じがありました。
ただ、やはり同じ接客業ということもあり、トークが面白くて、楽しいデートになりました。
夢を応援したくなる瞬間
そして、やはり美容師ですから将来自分の店を持ちたいという夢を持っているようです。
今は修行の身だから彼氏は作るつもりはないし、合コンなんて行く暇があったらトレーニングしたい、という本当に夢を追いかけている女性でした。
実は、私が同業者で美容室を経営している、という事は伏せていました。
同じ業界ですから、どこで繋がっているか分かりません。
ただ、店を持つために遊ばずにトレーニングしている、という話を聞いて、ウチの従業員にも聞かせてあげたい、と思うほどでした。
というか、こんな形の出会いじゃなかったら、すぐに雇うのに、と複雑な心境でした。
私も美容室を持つまでにはお金の面でかなり苦労したので、自分と重ね合わせてしまい、純粋に“応援したい”という気持ちになったんです。
そこでパパとしてデートしてくれるようにお願いしたんです。もちろんOKでした。
最初はパパになる気はなく、若い女性とたまにデートできればいいや、というつもりでデートクラブに登録したので、勢いと同情と下心(タイプだったので)でパパになってしまいました。
本当にパパとして続けられるのかな、と一抹の不安がありました。
彼女がいる時よりもお金を使わない
デートは月に2~3回程度、その都度お小遣いをあげる感じでスタートしました。
生活も切り詰めなきゃいけないかな、なんて思っていましたが、意外にお金がかからないんです。
むしろ彼女がいた時のほうがお金を使っていたんです。
私はすべてカード払いにしていたので明細を見ると一目瞭然でした。
思い返してみると、彼女がいた時は毎週デート、連休は旅行に行ったりもしていました。
時にはホテルに泊まって出勤、なんてこともしばしば。
当然デート代は私が全額出していますから、結構使っていたんです。
食事代だけでも昼と夜、時には飲みに行ったりしましたから。
一方でパパ活だと月に2~3回のディナーデート+お小遣い程度ですから、実はそんなにかかっていないことが判明しました。
もちろん、疑似恋愛ですから体の関係はありませんので、その違いはありますが、それでも若くて可愛い女性とデートしているのと同じですから、最初の目的
『彼女ができるまでのつなぎ』
としては最高です。
別れを切り出す
ただ、やっぱり何ヶ月もデートを重ねていると、どうしても好きになってしまいます。
彼女だって、お小遣いをくれるパパを逃したくないので優しく振舞ってくれますから、やっぱり『もしかして俺の事好きになっちゃったんじゃないの?』と誤解してしまいます。
ただ、そこは一線を引かなければいけない、と思って接していました。
ある時私が講師として招かれた美容師の講習会で、受講者の中に彼女がいたんです。
彼女もかなりびっくりした感じでした。
ばれてしまったら、もうパパは終わりかな、と諦めていると彼女の方から連絡があり、会うことに。
私もそこで終わりにするつもりでした。
『申し訳ないけど、お互い何かと困るだろうからこれで終わりにしようか』
と申し出ると
「そんな事言わないでください」
と。そして
「好きになっちゃったんです。お小遣いは要らないから、またデートしたい」
とのことでした。
まとめ
その後、疑似恋愛ではなく本格的な恋愛に発展したのは言うまでもありません。
つなぎのつもりが本当に彼女になってしまい、今は一緒に美容室をやっていく話を進めています。
彼女と別れてしまって少し寂しい思いをしている方は、交際クラブ・デートクラブに入会することをおすすめします。
つなぎのつもりが本命彼女に出会えるかもしれません。