私は20代の頃2年くらいお付き合いした女性がいましたがその後は皆無。
毎日職場と家の往復で、張り合いの無い日々を過ごしてしました。
私の職場は、世間でいうところの一流企業にあたりますし、30代中盤くらいからは給料もかなり多くもらうようになりました。
さぞかし仕事で忙しい日々を過ごしているのか、というと決してそうではありません。
自分みたいな人を『仕事が出来ない男』っていうんでしょうね、ってくらいあまり仕事は好きではなく、当然出世なんてしません。
40歳を過ぎると、後輩が上司に、なんてこともでてきていますから。
そうなると、ますます仕事もやる気が失せてしいます。
彼女もいないし、今さらできないし、生きる目的も失いかけた時に、交際クラブ・デートクラブの存在を知りました。
ちょうどボーナスをもらった時期だったので、入会して女性とデートしてみよう、と思ったんです。
初めは、入会だけして女性には会えない、なんてオチかな、なんて思っていましたが、すぐに女性とのデートをセッティングしていただけました。
待ち合わせ場所はあまり人に見られるのが恥ずかしいと思ったので、駅前とかではなく、ホテルのラウンジにしました。
待ち合わせ時間になってもなかなか女性が現れなかったので、『そんなオチか』と不安が頭をよぎった時に、相手の女性から「もしもし、○○さんでしょうか?」と電話があり無事に相手の女性と会えました。
『こんな可愛い子とデートできたらいいだろうな』と他人事のように思っていた女性とこれからデートなんて夢のようです。
彼女は開口一番『はじめまして○○です。
こんな素敵なホテルに来るのは初めてなのでちょっと迷ってしまって、遅れてごめんなさい。』と言われて、若いのにしっかりしていて正直驚きました。
デートと言っても、どんな女性かもわからないですし、とりあえず夕食デートだけにしておきました。
どこがいいか悩みましたが、一度上司に連れて行ってもらったビルの最上階にある高級レストランを予約しておきました(来なかったらどうしよう、と思いましたが)。
すると、その女性はちょっと不安そうな顔をしていたので、『嫌かな?』と聞いたら、『いえ、ホテルのラウンジもですけど、こんなところ来たことなくて緊張しちゃって…』と。
なんかそんな姿に大人げなくキュンとしてしまいました。
若い女性なので、話が合わないかな、と思ったんですが、意外に話しやすい女性で終始楽しい会話ができました。
これだったら一日中デートのほうがよかったな、と後悔したくらいです。
いろいろ話をする中で、実は彼女、歌手を目指しているということでした。
『可愛いからきっとアイドルとして人気出るよ』と言ったのですが、彼女は『アイドルではなくて…』と、本格的なシンガーソングライターを目指しているということでした。
交際クラブを利用し始めたのは最近で、その目的もトレーニングやレッスンのための費用が欲しいから、ということだったのです。
交際クラブに登録している女性は、お小遣い欲しさでやっているのかと思ったら、そうではない女性も多いようです。
本当なら『歌手を目指したい』なんて聞いたら笑っちゃいそうですが、どこか彼女ならできるんじゃないかな、と思えたんです。
そして、彼女のことを応援したいな、という気持ちにもなりました。
もちろん、女性としても魅力的で、デートするだけで私はとても嬉しいのですが…。
そこで話をして、定期的に会ってくれることになったんです。
俗に言う“パパ”ってやつですね。彼女も『○○さんといると素直な自分でいられる』と言ってくれて喜んでいました。
それからというもの、これまでのつまらない生活が一変し、彼女とのデートを目標として、仕事にも張り合いが出ました。
もちろん、応援する彼女のためにも少しでもお小遣いを多くあげたい、という気持ちもあります。
その思いで必死に仕事に取り組み、これまで断っていた残業もやりまくりました。
どこかで“仕事のできる男”として彼女にモテたい、という気持ちもあったのでしょう。
それに比例して、これまでは任せられることがなかった企画も回ってくる事が増え、職場でも信頼される存在になってきたみたいです。
後輩もたくさん慕ってきてくれますし、そして女性社員からも声をかけられるようになったんです。
年齢もあるのでしょうが、後役職も上がり、給料も一気に増えました。
女性社員からも「○○さん、最近カッコ良くなってきたね、って噂しているんです」と言われるまでに。
挙句の果てに「彼女いるんですか?立候補しちゃおうかな」なんて女性まで出てきたんです。
まぁ、半分冗談でしょうけど、悪い気はしません。
交際クラブ・デートクラブの彼女とも今でも定期的にデートしていますが、実は歌手としてファンもついてきたみたいで、そろそろ身を引く頃かな、と思っています。
ただ彼女との出会いのおかげで、仕事も私生活も充実した毎日を送れるようになったのは事実です。
まさに彼女は僕にとって“あげまん”でした。
日常に物足りなさを感じている男性は、交際クラブに入会することをおすすめします。
交際クラブに入会することで、仕事とプライベートの両方とも充実したものになります。