2024年7月度体験談大賞
交際クラブを長く続けていると、思いもよらないことが何度も起こります。
その中でも私がとくに驚いてしまったのは、なんと友人の子どもだったことです。
あまり考えたくはないでしょうが、友人にとっての愛娘をサポートしてデートをしていたということになります。
正直、私はこの状況を飲み込めずその事実を伝えるか否か迷ってしまったのですが、意外な展開の結末を迎えたのです。
友人にはそのことは伝えられていませんが、そのお子さんとは今もなお良い関係を築けています。
あり得ない体験かもしれませんが、交際クラブでの出会いはそんなこともあるといった意味から、ぜひ体験談を聞いてほしいです。
なんとなく惹かれる顔立ちだった
私が友人の愛娘、いやあまりそういった言い方をすると調子が狂うので、仮名Aちゃんとしましょう。
Aちゃんと初めて出会ったのは、数ヶ月前のことです。
交際クラブに登録すると私たち男性は女性のプロフィールをチェックできるため、ある程度は好きな女性にオファーをかけることができます。
私は、今までクール系の若い女性と出会ってきたのですが、ふとAちゃんのプロフィールを見た時に親近感を抱くようになったんです。
どこか懐かしいというか、会ったことがあるような、全く知らない子ではないような雰囲気を醸し出していました。
普段の私だったらあまり選ばないような女の子だったのですが、今回ばかりはとても気になり、思い切ってオファーをかけたのです。
自分でも今思えば、やっぱり仲良くなれそうな気がしていたのかもしれません。
こんなことは友人に言っても理解してもらえないでしょうが、人生は不思議なところでつながっているものですね。
話をしているうちに違和感を覚えた
Aちゃんと初デートの際、私は高級店ではあったものの、ラグジュアリーというよりはアットホームな雰囲気の和食店を選びました。
あまり肩肘はったレストランというよりは、味わいの質にこだわりながらも気軽に話せるような場所が良いとなぜか思ったからです。
その場に現れたAちゃんは私の想像していたようにとても明るく、そしてどこか懐かしい感じのする素敵なお嬢さんでした。礼儀正しく、育ちが良いこともよくわかります。
一緒に食事をしながら話していると、その話題の節々にどうも違和感を覚えるようになったんです。
仕事の話や家庭の話、住んでいるところは明かさないものの特徴などから、なんとなく友人の顔を思い浮かべていました。
そんなイメージをすると、次第にその子が友人の顔に見えてくるのです。
名前は違うかもしれませんが、もしかしたらといった思いが私の頭をよぎるようになりました。
思い切って伝えてしまった
あまり良いことではないのかもしれませんが、私は昔から気になったことをお蔵入りさせる性格ではありません。
その場で解決しないと気持ち悪く、その結果どうなろうが後悔しないタチだったんです。
ただし、私の友人の娘さんであるといった確証はありません。
ここで切り出すか、あえて黙って付き合っていくか本当に悩みました。
しかし、先ほどお伝えした通り、もう話していてもその友人のことばかりが頭に浮かんでしまい会話に集中できません。
違ったら違ったでスッキリするだろうと思い、Aちゃんに思い切って問いただしてみたんです。
「〇〇っていう人は知っているかな?」と。
それは友人の本名で、それを聞いた時にAちゃんの表情が一瞬固まります。
その表情から、“間違いない”と確信した私は、Aちゃんにもしかしたお父さんの名前なのか聞いてみたのです。
自分が仲の良い知人であること、そしてこんなに素敵なお嬢さんがいたことは知らなかったことなど、いろいろと話ました。
Aちゃんも気まずそうにしながらも、“パパに言わないでください”と笑いながら対応してくれるようになりました。
意外に距離がぐっと縮まった
友人の娘さん、さらにそれを直接本人に切り出すのは交際クラブでの出会いにおいてはルール違反かもしれません。
しかし、私の性格上どうしても聞きたくなり、意外にもそれを機にAちゃんとは距離が縮まることになりました。
Aちゃんにとっていつか父親にバレるかもしれないといったリスクはあるものの、ちゃんと話してくれた私を信頼できると思ったそうです。
裏でこっそり、“お前の娘と出会った”というような男性よりずっといいと、むしろ私を認めてくれるようになりました。
そもそも、友人同士であったところで、その娘とは他人ですし、どんな関係になろうが関係ありません。
むしろお互いの存在を隠しつつデートするよりも、ある意味で理解しあっていた方が良いといったスタンスの子だったようです。
友人にはこの事実は切り出すことはありませんが、どこか娘のような感じで気持ちよくサポートすることができています。
珍しいパターンだとは思うのですが、こんな体験も交際クラブではすることがあるんですよ。
まとめ
交際クラブに登録しなかったらできない体験を、私はこれまで数多く経験しました。
今回お話した体験談の友人の娘さんとデートするといった体験も、そのひとつです。
私はあえてAちゃんに本当のことを切り出してしまいましたが、場合によってはそれを嫌う女性だっていると思います。
ただ、Aちゃんがあまりにも友人に似ていて落ち着かなかったこと、とても雰囲気の良い子だったことなど、私の中で聞かざるを得ない状況だったんです。
結果、より距離感が縮まったので結果オーライだったのですが、皆さんはその時々のシチュエーションに合わせた最善の選択をするようにしてみてくださいね。