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心構えが説明不足の場合も
多くの恋愛術では「話は聞き役に徹しましょう」「相手の話はすべて肯定しましょう」などと書いてあります。
確かにこれは間違いではありません。
でも、なぜそうしなくてはならないのか、という根本理由についての説明が乏しいのです。
実は「うんうん、そうなんだ」「へーそれは大変だ」とさっくり聞いているだけでは交際クラブ、デートクラブでモテる話術には不足している心構えが存在します。
聞き流すだけではアウト
まず、聞き役といっても「聞き流す」はアウトです。心ここにあらずで、うんうんへーへーとだけ相づちを打っているのは相手にも確実に伝わります。
相手は自分の存在が軽んじられたと受け止めますし、軽く扱われていることにいら立ちも覚えてしまいます。
肝心なのは「シンクロ」することで、相手の立場を想像して、なぜこの人は今この話をしているのかと推察することが大切です。
内容を正しく把握して咀嚼する
さらに相手の話を聞きながら、話の内容を咀嚼しているかどうかも重要です。
咀嚼するといっても難しく考える必要はありません。登場人物だったりシチュエーション、感情の揺れなどを正しく整理して、不明な点があれば、質問してみても良いと思います。
大事なのは相手の話に対して、「自分の中できちんと再構成して問題の所在を把握していますよ」という姿勢を見せることです。
うまく話が整理するのが苦手だという人であれば、メモ帳を片手に図示してもいいと思います。
過程重視か結論追求か
一般的に「女性は過程を重視」し、「男性は結論を追求する」ともいわれます。
一般論ですので、すべての男女に当てはまるとは言い切れませんが傾向として把握しておいて損はないとも思います。
たとえば、女性が話している途中に、男性が話を遮って「で、だからなんなの?どうしたいの?」というのも女性を怒らせてしまう理由になりえますし、男性が判断を下した事柄について、女性の方から「え、なんで?どうしてそうなったの?どういうこと」と食い下がって、男性をいらつかせることもありえます。
経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
あなたは正しいと認められたい
結論を急ぐ、過程を重視する、男女にいずれの傾向があるにしても、話し相手が一番望んでいるのは「あなたの判断は正しかった」という承認欲求です。
誰でも自分の判断が間違いだったと指摘されたくて話をしているわけではないのですから、究極のところは「こういうシチュエーションで私はこういう感情や行動を取った(このことについて、私はあなたに正しかったのだといってもらいたい)」です。このかっこ内の部分が特に重要で、これこそが一般的なモテ話術であまり指摘されていない要素です。
気持ちよくしてくれる人がモテる
モテる人がなぜモテるかといえば、単純に、その人のそばにいくと「自分が気持ちよくなれるから」です。
どんなに凹んだり悲しかったりしている時でも、その人のそばにいくと、ハッピーになれる、前向きになれる、とにかく気持ちいい、というのであれば、その人はモテモテです。
よく、悩み相談やアドバイスを求めてきた人に真剣になって助言すると
「なんでそんなこというんですか!」
と怒り出す人がいます。
相談者が怒り出すと、相談された方も「お前がアドバイスしてくれというからしてやったのに怒るとはなんだ!」とこちらもまた怒り出すことがあります。
双方の思惑にずれがあると大変
こうした状況というのは、相談者というのが悩み相談という名前で、承認欲求を求めているのだというのを理解していない証拠です。
気持ちよくしてもらいたくて行ったのに、正論を聞かされるのであれば、双方の思惑にずれが生じてしまうのは当然です。
コントロールしようとするのは厳禁
「モテる話し方の誤解は分かったけれどうまくできるかな」
そんな不安を抱く人も多いでしょう。そんな方にはぜひ
「相手をコントロールしようとしないこと」
という点だけ心掛けることをおすすめします。ドヤ顔で正論を吐かれて気持ちよくなる人はいません。
相手は正論を聞かせてほしいとは微塵も思っていないのです。
話し相手を制御するのでは受け止める、これがとても重要です。
他人の考えにはそもそも関心ない
一度、話を持ち掛けて不快な思いをさせられた場合、その人はしばらくあなたに話にはこないでしょう。
極論にはなりますが、人間は勝手な生き物で「他人が何をどう考えているか」にはまるで関心がありません。自分にとって、利がある、気持ちいいと判断された時にだけ、接近してきます。
ですので、交際クラブ、デートクラブでモテる話し方を習得したいというのであれば、まずは相手を認めて、コントロールしないように心掛けていくだけも、だいぶ印象が変わってくると思います。