自分がとても古い考えを持っていた男性だと、今さらながら後悔しています。
その理由は、交際クラブで出会った女性に対して失礼な態度をとってしまい、それを今もなお引きずっているからです。
自分にとって理想的な女性だったことから、思わず勘違いして自分色に染めようとしてしまった、そんな体験談を聞いてください。
交際クラブでこれから多くの女性と出会うと思いますが、謙虚に、そして相手をしっかりと尊重する今の時代の考え方をできるように皆さんも努力しましょう。
交際クラブに登録して男を取り戻したかった
私が交際クラブに登録したのは、数ヶ月前です。
年齢的にも会社の重役となり息子と娘も成人したことから、生活にかなりの余裕が生まれました。
最初は妻といろいろな場所に遊びに行きましたが、長年連れ添った上に相手は自分より年上ということで刺激は一切ありません。
そんな中、時間がある時に息子がプレゼントでくれたスマートフォンを使い続けていたら、この年齢にしては使いこなせる側の人間になっていたんです。
そして、いろいろなサイトを閲覧している時、なんと交際クラブの文字を見つけ、その内容を読み込んで登録をすることに決めました。
若い頃は相当遊んできた口ですし、出張に行けばホステスやら夜のお店で大暴れたしたタチの人間です。
人生にもう一花咲かそう、若いお嬢さんをサポートしながら楽しいデートをしたり、もう一度だけでも男として輝きを取り戻そうと思い、早速入会しました。
母性を感じる理想の女性を発見
交際クラブに登録したことで、私の人生は大きく変わりました。
若く美しい女性と美味しい食事を一緒にとったりちょっとショッピングに付き合ったり、本気で愛人にしたくなったり、青春を取り戻したような感じです。
しかし、今の若い女性は私が若い頃とは違い、男性への気遣いがあまりないと感じています。
時代が時代なので仕方がないですね。
そんなある日、私の心を打ち抜くような美しい女性をプロフィールで発見したのです。
写真からも滲み出てくる母性と優しさ、そして何よりも女性らしさが際立つ、素晴らしい女性でした。
この女性だったら愛人にしても良い、そう強く思ってしまうほど私の好みでした。
すぐにコンシェルジュに出会いたい旨を話し、スムーズにデートの約束を取り付けます。
交際クラブを始めて数ヶ月、こんな出会いがあるのかと自分でも武者震いするような気持ちで当日を迎えました。
理想の見た目で好きになってしまった
デート当日、待ち合わせ場所にあらわれた女性は、プロフィール通りとても素敵な女性でした。
顔は思ったよりも小さく、スタイルは少しだけふっくらと女性らしい体つきということで、私のタイプど真ん中といった印象です。
丁寧に挨拶もしてくれましたし、私が選んだお店の料理もとても美味しいとたくさん楽しそうに食べてくれました。
彼女は、都心の大手企業のOLさんだそうで、いろいろと今後やりたいことがあるようです。
夢を持っている女性ということで、私はしっかりと今後もサポートしていきたいと彼女に伝えます。
デート中も女性がいろいろと話をしていたのですが、あまりにも見た目が私のタイプだったことから、正直あまり女性の話が耳に入ってきません。
おそらく、この時には私は女性のことを好きになっており、もう自分の愛人になる人間だと勘違いして決め付けていたかもしれません。
女性に私の理想を強要、嫌われる
今まで出会ってきた女性たちは、交際クラブでのデートということで割り切っていました。
しかし、目の前の女性は今後は自分の愛人になると決めつけてしまったことから、私の理想とする女性らしい立ち居振る舞いをしてほしくなったのです。
そのため、私もだんだんお酒が進んでくると、女性にいろいろと指摘するようになってきました。
年上の男性と飲んでいる時はグラスが空きそうになったらお酌をするものだ、女性はそんな口の聞き方をしてはいけない、仕事も良いが女性は家庭に入るのだから男性を立てる勉強をすべきなど、昭和の考え方をそのまま押し付けていたのです。
女性の顔もだんだんと曇ってきた上に、口数も減ってきます。
さらに決定打となったのが、愛人になりたいのだったら私のいうことを聞きなさいと言ってしまったことです。
女性は嫌悪に満ちた表情になり、誰も愛人になるなんて言っていないと怒り、その時にデートはお開きになってしまいました。
私はハッとして謝罪しましたが、時すでに遅しです。
あとでお詫びのメールをしましたが、もう会うことはありませんと一蹴されました。
せっかくのチャンスを棒に振り、今でも自暴自棄になる瞬間があります。
まとめ
交際クラブで出会う女性たちの中には、本当に女神のような理想の女性がいます。
しかし、自分があまりにも好きになりすぎてしまうと、相手に自分の思うような女性になってほしいとエゴを出してしまう可能性があるんです。
交際クラブに登録している女性のほとんどが20代の子たちで、自分たちのような昭和世代の男性との価値観とは相入れない部分が多くあるでしょう。
自分の理想を押し付けるのではなく、あくまで女性に合わせるかたちでデートを進めていく方がうまくいくのかもしれません。