2019.10.10
よく知らない人とデートに出かけるのっていうのは、ドキドキもあるかもしれませんが、やっぱり緊張してしまいます。
ましてやそれが初デートであれば「何を話したらいいのかな?」と、ちょっとビクビクしてしまうかもしれません。
そこで今回は、専門家が出した結論をもとに、初デートにおすすめの話題を紹介していきます。
旅行の話は好感度上昇の確率が高い
初対面の相手に対して旅行の話題というのは、有効であるという研究結果が出ています。
これは、心理学と行動経済学の専門家であるリチャード・ワイズマン博士の研究ですが、博士は数千人の男女を対象にして「次のデートに進むことができた話題」ということに着目して調査を行いました。
その結果、旅行の話をした男女は18%の確率で次のデートに成功し、映画の話をした男女が、次のデートをした確率は9%という結果になったそうです。
18%という確率は低いような気もしますが、9%の映画の話と比べると、実に2倍に確率が増えているわけですから、面白いです。
それではなぜ旅行の話題では、次のデートに続く確率が高くなるのかということですが、旅行の話をすることによって話を聞いている人は、まるで話している人と一緒に旅行に出かけているような気分になるのです。
そうすると空想の話で、実際は旅行をしていないわけですが、もう二人は2回目のデートをしているような状況になるわけです。
そうなると、旅行の話をしているだけで勝手に親密度が上がっていくわけです。
旅行の具体的な話題としては「今までにこんなところに旅行に出かけたんだよね」という話や「この場所にすごく興味があるから、今度行ってみたいんだよね」。
というようなことを話すことで、相手に旅行先のことを想像させて、好感度を上げていくのです。
その時、二人で一緒にスマホの画面で、現在話題にしている旅行先の映像などを見てみると、さらに現実感のある話になっていきます。
そうやって話を進めていくと、相手の方があなたとの次のデートをイメージしやすくなりますから「それじゃあ今度〇〇に行ってみない?」と誘うと「いいですよ」と返事してくれやすくなるのです。
なぜ映画の話題は9%なのか
旅行の話がお勧めという結果になりましたが、それではなぜ映画の話は9%なのかということですけど、異性と映画の話をしていて「そこに注目するの!?大事なのはここだったでしょう!」と、びっくりしたことありませんか。
なぜそんなことになるのかと言うと、映画の話題というのは男女の価値観の違いが表れやすいジャンルなのです。
性別の違いがはっきりと出やすいので、仲良くなるどころか逆にネガティブのほうに傾いてしまう可能性が高まります。
特にどちらかが大の映画好きだった場合、意見の違いから、深刻な対立に発展しやすくなるという恐ろしい結果も。
さらには、その映画に詳しいのか、それほど詳しくないのか、ということでも違いが出てきてしまって、詳しい人が一生懸命映画について話し出してしまうと、それほど知らない人はもうついていけません。
皆さんは、自分が詳しくない、あるいはそれほど興味を持てないジャンルに対して、長々と説明を受けたらどんな気持ちになりますか。
おそらく「一刻も早くこの場所から離れたい」と思うはずです。
そうなると、もう「またこの人と一緒にデートがしたい」という気持ちになることはないでしょうから、映画の話題というのは難しいのです。
デート場所の雰囲気を聞いてみる
別の話題としておすすめするのは「今二人がいる場所の話」です。
フロリダ州マイアミを拠点としている人間関係の専門家である、クラウディア・デュラン(Claudia Duran)氏は「デートで大事なのは体験を共有すること」という主張しています。
どういうことなのかと言うと、例えばデート場所がレストランやバーだった場合は「ここの雰囲気どう思う?結構いい感じだと思わない?」。
というような話や「・・・ねえ、あそこにいるカップル、ちょっと気まずそうじゃない?ほら」。
などといった、その場で現在進行形で起きている出来事を共有することによって、会話が自然に弾んでいくともデュラン氏は主張しています。
確かに会話というのは水物と言うか、スポーツのように瞬発力が求められるものですので、デート前日に用意していた話題のメモ帳が、当日全く役に立たなかった。という苦い経験を、私自身が体験しています。
それよりも、次々と移り変わっていくデートの現場の瞬間を話題にしたほうが、相手と一緒に体験しているわけですから、会話も盛り上がっていきやすいです。
コミュニケーションがスムーズに進行していくと、二人の距離もどんどん縮まっていくでしょうから、交際クラブ・デートクラブ会員様が理想とするようなお付き合いができる確率も、上がっていくということです。