パパ活の出会いの場が広がる一方で、金銭トラブルや盗難被害も増加しています。特に「信頼していた男性に財布やスマホを盗まれた」というケースは後を絶たず、運営側や警察への相談に発展することもあります。
この記事では、被害を防ぐための具体的なチェックポイントから、盗まれた後の正しい対処法・警察への相談手順まで、女性目線で詳しく解説します。

1. パパ活で盗難トラブルが増えている背景

パパ活は「お互いの信頼」で成り立つ関係ですが、現実には一度しか会わない相手も多く、個人情報が限られるため、悪用されやすい面があります。
最近では、マッチングアプリや交際クラブを利用した出会いの場で、次のようなケースが報告されています。

• デート中にバッグを置いてトイレへ行った隙に財布を抜かれた
• 会計時に「立て替えておく」と言われ、カードを盗まれた
• ホテルでスマホを持ち逃げされた
• デート後にLINEブロック・連絡遮断された

これらの行為は明確な犯罪行為（窃盗罪・詐欺罪）であり、被害届を出すことで法的に対処が可能です。
しかし、多くの女性が「恥ずかしい」「警察に言いづらい」と泣き寝入りしてしまうのが現実です。

2. 実際にあった被害ケース：信頼した男性が犯人に

ある20代女性のケースでは、初回の食事デートで男性が「トイレ貸して」と言って自宅に立ち寄った際、財布とブランドバッグが消えたという事件がありました。
SNSで知り合い、紳士的な態度に安心して招いてしまったのが失敗の原因です。
この女性はすぐに警察に被害届を提出し、GPS機能を使ってスマホの位置を追跡。最終的に犯人は逮捕されました。

こうしたケースでは、「優しい言葉」「高級店デートの約束」で信用を得てから犯行に及ぶ男性も多く、被害者は心理的ショックが大きいのが特徴です。

3. 金銭・スマホ被害を防ぐための事前チェックポイント

被害を防ぐためには、出会う前から慎重に見極めることが大切です。以下のポイントを必ず確認しましょう。

特に「初対面で車移動」「個室デート」「夜遅い時間の呼び出し」は、トラブルの温床です。
“親しげでもまだ他人”という意識を常に持っておきましょう。

4. 会う前にできるリスク回避テクニック

事前準備でできることも多くあります。

• 身元確認のスクショ保存
  マッチングアプリや交際クラブのプロフィール画面を撮っておく。削除されても証拠になります。
• 待ち合わせ場所を共有
  友人や家族に「今日この人とこの店で会う」と伝える。LINE位置共有も有効です。
• 現金は最小限に
  多くても1万円以下。会計時に不自然な金銭の動きが起きないように。
• クレカ・スマホに盗難防止設定
  各社アプリで遠隔ロック・利用停止を事前に確認しておく。

“信用する前に、備える”ことが自分を守る最大の武器です。

5. 盗難被害に遭った直後にすべきこと

盗難に気づいたら、まず冷静に状況を整理しましょう。感情的になると、証拠を逃す可能性があります。

• その場を離れず、周囲を確認する
  カフェやホテルなどの場合、防犯カメラに映っている可能性があります。
• スマホの場合は遠隔ロック
  「iPhoneを探す」や「Androidデバイスを探す」で即座にロックをかけましょう。
• カード会社に連絡して利用停止
  不正利用を防ぐため、すぐにカード会社に連絡を。
• 交際クラブ・アプリ運営に報告
  相手のプロフィールやメッセージ履歴が削除される前に通報。
• 警察に被害届を提出
  盗難・詐欺・窃盗のどれに当たるかは警察が判断します。必ず届け出を。