2018.08.08
目次
彼氏持ちの女の子と伊豆で一泊旅行
毎日、仕事に追われている中でふと冷静になってみると、自分の私生活はあまりにも女っ気がなさすぎるので、若くて綺麗な女性との出会いが欲しいと思いました。
そう思っていた時にインターネットで検索をしてみたところ、交際クラブ・デートクラブという存在を知ったのです。
交際クラブ・デートクラブについて調べていたところ、完全に会員登録制になっていて、男性は、ある程度の収入がないとランクの高い女性に出会えないようになっているので、年収が高い男性にとってはブルーオーシャンになっているようです。
割と美人が多い交際クラブ・デートクラブ
会員登録して女性のプロフィール写真を見てみると、さすがに全ての女性が私の好みのタイプというわけではありませんでしたが、ほとんどの女性が美人でした。
そうやって、様々な女性の写真を眺めていると、自分の好みのタイプで、且つ結構いけそうかも・・・という女性を見つけました。
そんな彼女と初デートをすることになったのですが、待ち合わせ場所に着くとすでに彼女がいて、プロフィール写真通りの黒髪のセミロングで彼女の上品さを強調するような白いワンピースを着ていました。
目立たないながらも、さらに首元に銀色に輝くブローチをさりげなくつけていることも、彼女の育ちの良さを感じさせるセンスでした。
伊豆へ一緒に旅行するほど仲が深まっていく
初回のレストランでのデートの時に不思議と話が弾み、自然な流れで連絡先の交換と次のデートの約束を決定づけることになりました。
それから何回もデートをすることになったのですが、その後決まった場所が伊豆への泊りがけの旅行に決まりました。
列車の中では
「今、25歳なんだ? 女性としてちょうどいい時期だよね、女盛りっていう感じで」
という話をしていたのです。
そこで、もうちょっと彼女の事を聞いてみると、どうやら彼氏が2歳年上のようでした。
「それじゃあちょうどいいんじゃないの? 男女の関係は、男性が精神的に子供っぽいから君の方が2歳年下だから、ぴったりだよね」
というような話をしながら列車が走り出すのを待っていました。
伊豆への旅行のことを、どうやら彼氏には
「友達と美味しいものでも食べに伊豆に行ってくるね」
と言ってきたようです。
そんな彼女の表情は、これからの伊豆への旅行を本当に楽しみにしている表情の他に、自分の彼氏に対して嘘を言ってしまった罪悪感がごちゃまぜになった複雑な表情をしていました。
その表情を見ることの何と満たされることでしょうか、彼女は友達と旅行をしているわけではありません。
お金に困っている彼女は交際クラブ・デートクラブに会員登録して、数えきれないくらい多くの女性の中から引く手あまたの男性に選ばれるパパ活をしているのです。
「こういう事って普通じゃないですよね?」
という風にはにかみながら笑顔をこちらに向けてくる彼女はとても可愛らしい、25歳の女性でした。
嘘をついて出てきたわけですから、かなりドキドキしていて緊張しているらしいですが、
「途中で電話がかかってきたらどうするの?」
という意地悪な質問をしてみると、
「それは大丈夫だと思います」
というように笑顔で返事をしました。
えくぼのある可愛らしい笑顔とともに二重まぶたの奥に見える黒い瞳は彼氏に対してわずかな罪悪感をその目に映していました。
私はそのような彼女の目を見るのが大好きで、伊豆への列車の中で、二人で椅子に座りながら笑顔で彼女と喋るふりをしながら、複雑な感情を表している顔を眺め続けていました。
彼氏に不満があるそうで徐々に深い会話に突入していく
女性というのは、彼氏や旦那さんに対する不満などの深い話を聞いてくれる男性という存在にとても親近感を感じるものですから、私はこの瞬間を待っていました。
そうやって話をしていく中で、友達と一緒とはいえ、伊豆へ旅行に行くのに彼氏が全く心配した様子を見せなかったというところで、彼女の彼氏に対する不満が表面化し始めて行きました。
どうやら彼女は今まで彼氏が夜に遊び歩いていても、それを問い詰めてしまうと、心が離れてしまうのではないのかということを心配して、他の女性と遊んでいるのではないのかという心配を、彼氏の前ですることはなかったようなのです。
私が
「相手の気持ちを結構考えてしまうタイプなんだね」
ということを言ってあげると、彼女は笑顔になった後、私に対して女性の顔を見せ始めて、私と正面から向かい合っているような笑顔をしてくれるようになったのです。
最近は褒められることがなくなった彼女を褒めてあげる
ベタではありますが、
「綺麗だね」
というような言葉を言ったのですが、25歳で、まだまだ周りからちやほやされているような雰囲気の彼女だったのですが、意外に喜んでくれました。
どうやら、彼氏はもうほとんど彼女に対してそういった言葉をかけてあげなくなったようで、他にも好きだよとか、愛しているよ、というような愛情表現が全くないそうです。
これはしめたものだということで彼氏に変わって、私がさりげなく彼女との旅行中に褒め言葉を使っていくと、彼女は私に対してどんどん女性の顔を見せてくれるようになりました。
その後、旅館で一泊した私たちは布団に入っている間に次のデートの約束を取り付けて日常に帰っていったのです。