優しいのにもてない?
人それぞれ恋人に求める条件は異なります。
ただ、たいていの女性の理想は『優しい人』です。
優しい男性の事を嫌いな人などまずいません。
お付き合いしたい男性、結婚したい男性のタイプとして、第一番目に『優しい人』と答える女性も少なくありません。
ですが、その一方で、「優しいんだけど、タイプじゃない」とか「優しい人なんだけど、恋愛対象にはならない」なんて矛盾した事を言う女性も少なくないでしょう。
優しい人が理想の男性なのに、優しいけど恋愛対象にならない、といって断られてしまうのは、どこか腑に落ちない男性もいるのではないでしょうか。
交際クラブ・デートクラブをご利用の男性も、優しいのにモテる方じゃないと思っている方もいるかもしれません。
女性が男性に求める条件は、外見、経済力、性格の明るさ、コミュニケーション能力などさまざまありますが、その中でも優しさはトップに来るほど大切な条件です。
大富豪となれば別ですが、優しくない中途半端なお金持ちは決してモテないでしょう。
それだけ、女性にとって“優しさ”は大切な条件のはずです。
実は“優しさ”を判断するのは自分ではありません。
というか、今の時代、優しくない男性の方が稀でしょう。
重い荷物を持ってくれる、車を運転してくれる、デートの時は近くの駅まで送ってくれる、食事代は出してくれる、こんなことは今の時代、特別な優しさではなく、当たり前の事です。
それを勘違いして「俺はこんなにしてあげているんだから優しいだろう」と思うこと自体間違っているのです。
そして、自分は優しい、と思っている人ほど“優しさの押し売り”になってしまうケースが多々あります。
つまり、優しい男を演出しようという心が見え見えになってしまうのです。
例えば、荷物を持ってくれる事が優しさ、と思って「持ってあげるよ」といって無理矢理ハンドバッグを奪おうとするケースもあります。
女性からすれば「ハンドバッグぐらい重くないんだけど」と思うでしょうし、そもそもハンドバッグなどはファッションコーディネートの一つだったりしますから、余計なお世話になってしまいます。
また、なんでもない普通のエスカレーターに乗る時も、「足元気を付けて」と言われたり、手を引こうとするのもやり過ぎです。
女性からすると、明らかに優しい男アピールにしか見えないのです。本当の優しい男性とは、あくまで押しつけではないさりげない優しさが必要です。
また、優しさを間違っている男性もいます。
例えば、高級な食事をご馳走してあげる、高級なプレゼントを贈ることは決して優しさではありません。
「俺はこんなにしてやっている」と思っている時点で、それは優しさではなく女性の気を引こうとしている行動にしかなりません。
自分では優しさだと思っているのに、女性からしたら『都合のいい男性』と思われて上手く使われるだけの男になってしまいます。
今や死語ですが、車で送ってくれるだけの男性『アッシー君』、高級な食事をご馳走してくれるだけの『メッシー君』、高級なプレゼントをくれるだけの『ミツグ君』になってしまいます。
言葉こそありませんが、今でもこういう扱いを受けている男性は存在します。
間違った優しさを女性にしていると、こういう都合のいい男性になってしまいます。
本当に女性にモテる優しさとは、女性に媚びない、そしてさりげない優しさ、気づかれないような心からの優しさです。
例えば、女性がミニスカートを履いてきたらエスカレーターでは、後ろから見えないようにさりげなく後ろに立つ、満員電車では女性を窓際に誘導して、他の客から押されないように守ってあげる、というのも気づかない女性がいるほどのさりげない優しさです。
また、女性はデート中など「トイレに行きたい」などと言い出しにくいものです。
そんな時に、自分から「トイレに行ってくるよ」と頻繁に行くようにするのもさりげない優しさでしょう。
女性が後から振り返ってみると
「そういえばミニスカートの時はいつもエスカレーターで後ろに居てくれる」
「満員電車なのに押しつぶされることなかったなぁ」
「トイレに行きたいって言った事ないなぁ」
とその男性の優しさに気が付くのです。
女性の希望をすべて叶えてあげる、言う事をすべて聞いてあげることが優しさではありません。
また、女性のご機嫌をうかがうのも優しさとは違います。
こういった優しさは、相手の事を大切に思っての優しさではなく、相手に嫌われたくないための行動でしかありません。
「何でも言う事を聞いてくれる」という男性を、女性は本当の優しさとは認識しません。
例えば、食事の時に「何が食べたい?」と聞くのも気を付けないといけません。
男性からすると、女性の喜ぶ事をしてあげたいという思いからの言葉ですが、女性からするとそれは優しさではなく決断力のない男性とみられかねません。
女性が好む男性の優しさとは、見返りを求めない優しさです。
女性に好かれたい、モテたい、と思ってする行動は心からの優しさではない、ということを知っておきましょう。
女性の事を大切に思っての行動であれば、意識しなくても自然と優しい行動ができているはずです。
交際クラブ・デートクラブをご利用の方も参考になさってください。