学生の頃、もしくは大学を卒業して働き始めた頃は、デートを心から楽しんでいた感じがします。
もちろん、喧嘩したり、振られたり、ひどい言葉を浴びせられたり、逆に自分が女性を傷つけてしまったりもしたものです。
今となってはそういった女性との恋愛によって、女性の気持ちが理解でき、男性として磨かれた感じがしました。
仕事も一生懸命でしたが、恋愛も一生懸命で充実した毎日を送っていました。
ですが、いつからかそういう気持ちも少なくなってきたんです。
私の場合は若くして出世して会社でも重要なポスト就いたというのもあって、心から恋愛を楽しめなくなっていました。
それは、やはり社会的地位がそうさせているような気がします。
40歳になって、部下からは一目置かれる存在になり、知り合う方は同じように社会的に地位のある方で、出会う女性も“自分そのもの”ではなく、私の地位をみている感じがするんです。
考えすぎかもしれませんが、どこかにそう思う自分がいると、自分自身をさらけ出すことができない恋愛になってしまっています。
デートしていても、心から楽しめていないんです。
それだから、結局長く付き合うこともなかったんです。
そんな時、知り合った同年代の社長さんに教えていただいたのが高級交際クラブ・デートクラブでした。
噂では聞いたことがありましたが、利用している方が身近にいなかったので、特に興味も持っていなかったのです。
その社長さんが言うには、見た目は抜群なのはもちろんだけど、性格も良くて楽しいデートができるとのこと。
そしてその社長さんも私と同じように、それまでは恋愛を楽しめなかったそうですが、交際クラブ・デートクラブで知り合った女性とは純粋にデートを楽しめる、と言っていたのです。
その言葉を信頼して、試しにその社長さんが登録していたという高級交際クラブ・デートクラブに登録してみました。
女性のプロフィールを見ると、本当にモデルとか芸能人のように可愛い子やきれいな子がたくさんいました。
デートできるかどうかは分かりませんでしたが、学生時代に戻ったように張り切っている自分がいました。
その中に初恋の女性に似ている女性がいたので、その女性を選びました。
すると交際クラブのほうからセッティングOKの連絡があり、デートが決まりました。
デートの当日に待ち合わせの場所に行くと、本当に初恋の女性が当時のまま来たような素敵な女性でした。
私はちょっとカッコつけたかったので、ミシュランの星付きのレストランを予約しました。
その女性もまだデートは2回目ということで緊張していたそうですが、話をしているうちに聞いている音楽とか共通点が多く楽しく会話できました。
女性も「こんなにおいしい料理初めてです!」と、とても喜んでくれました。
私も相手の女性の喜んでいる姿を見て嬉しくなりました。
これまで付き合った女性とは、食事の時の会話というとなぜか仕事の話になったものですが、この時は一切仕事の話は出てきませんでした。
もちろん彼女も仕事のことを聞くことはありませんし、私も気が付いたら話していませんでした。
それだけ仕事と全く無関係の純粋なデートだったのでしょう。
初デートを終え、家に帰ると心の充実感でいっぱいでした。
これまでは、彼女とのデートが終わると、どこかホッとしたというか、肩の荷が下りたような感じがしていました。
多分、デートが義務的になってしまっていたのかもしれません。
しかし、今回は女性と別れてすぐに「また彼女とデートをしたい」という気持ちになっています。
多分、このデートは本当に楽しめたからだと思います。女性からLINEで『今日はご馳走様でした。
ぜひまた誘ってください』ということでした。
社交辞令かな、とも思いましたが、実際に1週間後に誘って2回のデートも楽しめました。
交際クラブ・デートクラブで彼女と疑似恋愛がスタートしてからというもの、仕事にもやる気が出てきた感じがします。
心に余裕ができたことで、部下にも優しくなれました。
そういうことが続くと、部下も自分に近づいて来るようになり、部下に
「以前は近寄りがたい雰囲気がありましたけど、最近はいい意味で接しやすくなりました。こんなこと言うのは失礼ですよね(笑)。」
と言われました。
前は話しづらかった、ということすら言ってくるということは、それだけ信頼されてきた証拠なのでしょうか。
おそらく心に余裕、ゆとりがあると人にも優しくなれるんだと思います。
それもこれもその女性のおかげですし、交際クラブ、そしてクラブを紹介してくれた社長さんのおかげだと思っています。
もちろん、彼女とは年の差も離れているので、深い仲にはならないと思いますが、定期的にデートできるだけで充分です。
もし彼女に会えなくなってしまったらとたまに思いますが、またその時は交際クラブのお世話になろうかな、と考えています。
やっぱり男って、女性がいないと頑張れないんだな、と実感しています。