交際クラブに入るまで、自分はとにかく服装に無頓着でした。
無頓着と言ってもそれ相応の格好と思われるかもしれませんが、私は本当に服装には興味を持っておらず、シャツも30年前のものを平気で着用するタイプの人間です。
しかし、交際クラブに入ってみてよくわかりました。それでは、女性に嫌われてしまうということですね。
あれだけ服装に興味のなかった私が変わることができた、そんな体験談をここでお伝えします。
服装の大切さなども、ぜひここで知ってみて欲しいです。
おしゃれと無縁の人生
私はとある企業の役員をしています。
俗に言う富裕層で、都内の一等地の高級マンションで生活をしているほどです。
妻には先立たれて一人悠々自適に生活をしているものの、やはり性欲には勝てません。
お金さえあれば女性は私に優しくしてくれる、そんな経験から若い女性ともう一度楽しく遊びたいと思うようになり交際クラブに登録しました。
しかし、私はおしゃれとは無縁の人生です。若い頃はスポーツをしていた関係で常にジャージ生活でしたし、仕事は製造系で現場に長い間でていたので作業着がメインです。
役員待遇になったら適当なスーツで、プライベートで服を購入したのは何年前か忘れました。
常にジャージや適当にタンスに転がっている服を着用、服にお金をかけるなら美味しいものや車といった感じで、とにかくおしゃれとは無縁の人生を歩み続けてきたのが私なんです。
失敗を繰り返すも気がつかず
私が交際クラブに登録した頃、まさか服装が要因で振られるなんて想像もしていませんでした。
気になった女性とデートのセッティングが成立した際、できる限り高級店を探しましたし、お手当も相場以上に手厚かったはずです。
しかし、毎回振られてしまうのです。それは、きっと自分の魅力がわかってもらえなかった、縁がなかった、金持ちがどんな人間か出会ってみたかった、そんな理由だと思っていたんですよね。
ちなみに、私と言えばどんな店舗でもヨレヨレのシャツ、さらに数十年前に購入したチノパンなどを着用し、ジャージの場合もありました。
ただし、時計だけはこだわっているので、ロレックスを着用しました。
男は小物で高級感を出す、金持ちをアピールといった世代ですので、仕方がないでしょう。
デート中もとくに何も言われなかったですし、全く自分に問題はなく、相手の女性がダメだったというかたちで過ごしていたんです。
気になった女性にハッキリ言われた
ある日、私が理想としているような女性との出会いがありました。
遊びではなく、本気になれそうな女性です。
セッティングもスムーズに進めることができましたし、今回こそは成功させると息込んだものです。
ちなみに、今回は老舗のフレンチレストランで、カジュアルな雰囲気ながら味は格別といった場所を選びました。
その気軽さから、私はサイズの合っていない色あせたジャケット、アイロンもかけないチノパンにスポーツシューズで登場したんです。
デート中、出会った女性はなんとなく落ち着かないそぶりをしており、私がどうしたのかと聞きます。
すると、はっきりと言われたのです。
いつもそんな格好なのか、正直言ってちょっと恥ずかしいです。と
私は何が問題かと言うのですが、女性は清潔感を求めており、服装も富裕層やその場に相応しい男性であってほしいと言ってきました。
その時、周囲を見渡した私は、自分のみすぼらしさを初めて恥ずかしいと思ったんです。
今ではファッションの虜に
さらに女性は私が少し臭うのも嫌だったようで、謝罪した上でデートが中断となったんです。
そこまで言われたのは初めてでしたし、残された私は余計にみすぼらしく恥ずかしさでおかしくなりそうでした。
そこから、私は一念発起したんです。
おしゃれに気を遣い過ぎる男性は別として、とにかくTPOに合わせた清潔感のある、シンプルで大人っぽいファッションが若い女性に求められていることを知りました。
何から始めて良いかわからない私は、とにかくカジュアルなショップで店員に相談しながら服選びをしたんです。
すると、どうでしょうか。
女性とデートしても相手の反応が良いというか、会話も好意的で楽しい時間を過ごせるようになったんですよね。それからです。
男こそ、ファッションだと気づき、今では思い切りおしゃれを楽しむような人間となりました。
今まで知らなかった世界が広がり、本当に楽しいですね。デートという舞台も待っていますし、より気合いが入りますよ。
まとめ
交際クラブで男性に求められているのは、お金だけではありません。
たしかにお金は第一条件なんですが、女性たちは素敵な紳士を求めていますからね。
レストランにジャージや近くのコンビニに行くような服装で出かければ一発アウトだと思います。
ドン引きされるだけでなく、嫌われてしまう恐れがあるので注意です。
そもそも、女性はとても綺麗にしているのに、男性が手抜きするのはたしかに失礼ですね。
それにも気がついて、本当にクラブに入会してよかったと思っています。