皆さんこんにちは!
初登場、青山プラチナ倶楽部スタッフの崎山です。
今後ともよろしくお願いいたします。
さて、すっかり空きですね!
皆さんは秋を堪能されていますか?
自分は諸事情により、食欲の秋からは離脱ですっ!!!
理由は聞かないでくださいっ!!つらい。。。
食欲を紛らわせるために(?)、読書にいそしんでいます。
そんな訳で、最近読んだ本から ネタバレだらけ のくだらない感想(?)など述べてみようと思います。
どうぞお時間のある方はお付き合いください。
プラトン「饗宴」
中澤務:訳 光文社
哲学って小難しいと思いますよね?自分もそう思ってました。
ですが、この本は例外かと。とても読みやすかったです。
また解説がとても充実しており、そこがまた理解が深まってよかったです。
■ 前知識
古代ギリシャの習慣として
・同性愛(特に男性同士)がめずらしくはなかった
・その関係は、日本の衆道にちょっと似ている(先輩後輩の関係。先輩が後輩を指導する意味もある)
というのがあります。
■ 概要
二日酔いのインテリおやじたちが宴会で順番に、エロスの神について各々の考えを基に同性愛を引き合いにだして称賛していく、って感じです。
もちろん参加しているおやじたちの殆どは彼氏がいたりします。
で、最後のスピーチはソクラテス大先生!
■ ラストがびっくり!!
ソクラテス大先生が発表したら、みんなが称賛して宴会もお開き…
普通そんなふうに想像するじゃないですか?
違うんですよ。
~~な・ん・と、~~
ストーカー気質の、ソクラテスの(一応?)元カレ(年下)が、酔っぱらって宴会に乱入~~~~!!!
はぁ(*´Д`)?
~~それで何をしたかと思えば、~~
ソクラテスにウザがらみ!!!
めっちゃアプローチしたのに、まったく自分に手を出してこなかったの!
ひどいっ!ひどいよね?そう思うでしょ!!!
といった事をわめいてクダまいてる。。。
一昔前に流行った言葉で言えば、こじらせ男性ですね。
■ こんな話を書いたプラトンの意図は?
ソクラテスって死刑になってますよね。
後書きを読んだところ「若者を惑わせた」というのが理由の1つだったそうです。
ソクラテスをフォローするために、若者のほうが勘違いしとるんじゃぁといいたかったのかも、なんて思ったりしました。
最後に
読んでいて気になったのは、「愛」を表す言葉「エロス」「アガペー」「フィリア」の違いを、自分はよく分かっていなかったなという事。
色々調べて楽しんでいこうと思います。
さて、「饗宴」を読んだからには「ソクラテスの弁明」も読まなければ!!!
皆さんもぜひ読んでみて下さい。
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