2019.10.11
男女関係というのは、元々男性と女性という違いがありますし、年齢に差があればジェネレーションギャップも追加されて、更に分かり合えないことも増えていきます。
このような問題は、はるか昔からの人類全体のテーマでもありますから、大学などで様々な研究も行われています。
それでは、普通に交流していたらだんだん不自然になっていく男女関係は、どのようにすれば良い関係を保つことができるのか、ということを紹介していきます。
小規模の喧嘩を意図的に作りだす
九州大学の研究によると、相手との関係を長期間良好に保っていくためには、相手に常に気を使って当たり障りのない関係を続けていくよりも、”小規模の喧嘩”をした方がパートナーとの関係が続いていく、という面白い研究結果があります。
これはなかなか意外な結果です。
ですけれども、よく考えてみると、男女の違いによって喧嘩をしてしまうことというのは常にどこかに転がっているわけです。
放置すればするほど、それが大きく成長していく、という恐ろしい特徴を持っているわけです。
ですから、例えるならばどんどん大きくなっていく爆弾を、大きくなる前に処理するようなものなので、爆発したとしても被害が最小限で済むということです。
夫婦関係で言うと、奥さんが
「あなたちょっと聞いてよ」
と相談しているのに
「その件はお前に任せるよ」
と、冷たくあしらってしまったら、その時はそれで話は終わるかもしれません。
しかしながら、もう爆弾はそこで発生してしまったわけですから、後は大きくなるだけです。
そして、何十年も放置した結果とんでもなく大きくなって、最後は印鑑と書類が出てくるわけです。
これを防ぐ手段はただ一つ、被害がないうちに爆発させてしまえば影響が少なくなると言うことですから、小規模なうちに喧嘩をしてしまえばいい、というわけです。
楽しくお酒を飲む
ミシガン大学の心理学者KiraS.Birditt教授の研究で「パートナーと一週間にどれくらいお酒を飲むのか」ということについてカップル2767組を対象にして、アンケート調査を行なったそうです。
その調査では
「パートナーがお酒を飲んでいる時、嫌な気持ちになるか・相手を否定したくなるのか・ああしろ、こうしろと言いたくなるか」
ということについて、ヒアリングが行われました。
そうすると
「長期的なお付き合いをする場合、二人で一緒にお酒を飲むカップルは、相手に対して否定的な感情を抱きづらい」
という結果が出たのですが、この傾向は女性の方が特に分かりやすく違いが現れたという結果になったのです。
お酒の力は偉大ということです。
要するに、女性の方がアルコールによって、ロマンチックな雰囲気に浸ってしまうということでしょう。
交際クラブ・デートクラブ会員様も、パートナーと一緒にお酒を嗜むことによって、どんどん二人の雰囲気も良くなっていくでしょうから、そのまま進んでいけば、さらに関係が良くなることが起こりやすくなるということです。
しかしながら、パートナーのどちらかが飲んで、もう一方が全く飲まないというカップルは、相手に対して否定的な印象を抱く確率が高いという結果も出てしまいました。
ですから、あまりお酒を飲まないという人も、ちょっと飲むとか、飲んでいるふりをしながら、パートナーが見ていないところでコップに水を入れるということをした方が、関係が長続きするかもしれません。
初デートの時には相手と同じ料理を注文する
シカゴ大学の研究チームの調査によると、初デートというのはまだ相手がどのような人か分からないので、不安な気持ちになってしまうと同時に、期待からドキドキした感情もあるわけです。
そのような時に、相手の好感度をアップさせる方法というのが、相手と同じ料理を注文するということなのです。
いわゆるミラーリングというテクニックです。
料理のメニューを一緒にすることによって、無意識のうちに相手に同調する姿勢を見せることになりますので、相手は「この人と相性が合うのかも?」と思ってしまうのです。
一度そう思わせることができたら、初デートのような瞬間的なタイミングだけではなくて、長期的な人間関係を続けることができるステップにもなっていきますので、初対面の時にはこのテクニックを使ってみてください。
気をつけなくてはいけないこととしては、あからさまに同じ料理を注文しているようには見られないように注意が必要です。
ミラーリングというのは有効なテクニックであることは確かなのですが、それを見透かされてしまうと好感度の上昇が反転してしまって、悪い結果になってしまうことになりますので、あくまでもバレないように行ってください。
このテクニックは汎用性が高いので、恋愛だけではなくて、ビジネスに使えるという調査結果も出ています。
ですから、良い関係を築きたいという相手に対して、同じ料理を注文したら、それだけ信頼関係が構築されるのです。