2018.05.29
価値観の違いは恋人同士の壁となるのか?
よく有名人が離婚する時、もしくは破局した時に理由の一つとしてあげるのが、価値観の違い。
一見納得してしまいそうになる理由ですが、本当にそうなのでしょうか。
冷静に考えてみると価値観の違いというものは普通のことです。
男性と女性というだけでも考え方は大きく違いますし、育った環境が違い、場所が違い、家族が違い、家族関係が違えば昔から自分の中に形作られてきた価値観は他の人と違うのは当たり前です。
血が繋がっており一番親密な関係である親子でさえも考え方や価値観が違いますし、同じ親の下で同じように育てられた兄弟でさえ価値観が違うのであれば、他人である恋人同士や夫婦の価値観が違うのは当然なのではないでしょうか。
ですから世の中には、恋人同士や夫婦が価値観の違いで別れるというのはおかしいと考える人たちもいます。
あなたはいかがでしょうか?ではここから、価値観の違いは恋人同士の壁となってしまうのか、その真意についてご紹介していきたいと思います。
交際クラブ・デートクラブをご利用の皆さまも、参考にしてみてください。
1、相手の価値観をどう見るか
人の価値観というものはパッと見ても分かりません。
一緒に仕事をしたり、時間を過ごしたり、物事を何か一緒に行わないと見えてこないものです。
そもそも価値観とは、どんなものに価値があると考えるか、もしくは何が正しく、何が間違っていて、どのような考え方を大切にするかを判断する時に根底にある考え方のことで、全てが全く一致するという人はいません。
価値観が似ているという場合もありますが、全て同じという場合はほとんどないでしょう。
例えば、仕事の拘束時間内はきっちり仕事をするとか、頼まれてない仕事でも進んで手伝うとか、そんな仕事に対する価値観はすごく似ていたとしても、恋人に対する考え方やどんな風に愛情を示すかという点において恋愛観は異なっているなど、全ての価値観が一致するということはありえません。
恋人がどのような価値観を持っているのかというのは、付き合い出して少しすればわかってくることでしょう。
デートをしている時、一緒にご飯食べている時、一緒にゆっくりしている時、話しているとき、恋人と友達が電話で話している時など、様々な場面で恋人がどんな風に話し、どんなふうに行動するかを観察することで相手の価値観が自然に見えてきます。
その中には受け入れられるものもあるでしょうし、受け入れがたいと感じるものもあるかもしれません。
価値観が似ている場合は良いのですが、それはどうなの?と思った時に自分がどんな風に反応するかというのは、今後の二人の関係に大きく影響してきます。
もし小さなことでも受け入れられないとしたら、相手のどんな価値観も受け入れていくことは不可能でしょう。
相手の価値観を受け入れられないということは、今現在、そして将来も一緒にいることはできないということです。
ですからもし相手の価値観を受け入れられないと感じたならそれは二人の間の壁になっていることは間違いありません。
2、相手に合わせようと努力しているか
全く性格も考え方も価値観も違う二人がずっと一緒にいようと思うのであれば、価値観を理解し、合わせられるところは合わせようとする努力が必要です。
口で言うのは簡単ですが、これは思った以上に大変なことです。
価値観というのは自分の考え方の根底にあるもので、これを基に人はいろいろな決定を下し、行動します。
その人の性格や言動を動かし、形作っているものであり、その人自身だと言っても過言ではありません。
ですから誰かに合わせるとか、自分の価値観を調整して違うものを受け入れるというのは大変なことで、とてもエネルギーを使うことです。
しかし、それが自分にとって本当に大切な人のためであれば、可能なことなのかもしれません。
価値観が違う二人の人間が一緒に過ごすためには、相手の価値観を受け入れること、自分の価値観を押し付けないこと、時には状況に応じて自分の価値観に融通を利かせること、お互いに時には妥協することが必要になってきます。
これは相手のことを本当に好きでなければできないことですし、時には自分のプライドやこだわりも捨てなければならないこともあるでしょう。
もしそれをためらいなくできるのであれば、お互いの価値観が二人の間の壁となることはないでしょう。
まとめ
ここまでで、価値観の違いは恋人同士の壁となるのかどうかということについて具体的にご紹介してきました。
それには相手の価値観をどう見るかということ、また恋人の価値観に合わせようとしているかどうかということが関係していました。
ですから問題となるのは相手がどのような価値観を持っているのかということではなく、相手の価値観に自分がどのような反応を示すか、価値観が二人の壁になるかならないかの差を生む要因であるということです。
結局は自分のこだわりを妥協しなくてはならないとしても、どれだけ相手のことが好きでどれだけ一緒にいたいと強く望んでいるかということが、大切なのかもしれません。
交際クラブ・デートクラブをご利用の皆さまも、相手に合わせられるところ、合わせられないところをしっかりと見極めて、素敵な恋愛を楽しんでください。