2018.04.24
交際相手の欠点をいくつ知っていますか?このようなことを聞かれたことがあるでしょうか。
人間ですから誰しも欠点を持っているものですが交際相手の欠点をいくつ知っているかなどと考えたことはないかもしれません。
しかしできるだけ長く交際を続けていきたいと考えており結婚に向けてのステップを進めていきたいと思っているのであればこの点について深く考えておくことが重要です。
実際日本でも多くの夫婦が離婚をしており最近では、若者だけではなく熟年離婚という言葉も聞かれるようになりました。
長年連れ添った夫婦であっても夫の退職を機に離婚に踏み切る人も多いようです。
「愛とは何か」この質問に関しては様々な答えがあります。
感情的な面から考えることも出来ますし哲学的な要素を組み込んで答えを探し出すこともできます。
大人だけではなく子供であったとしても愛について考えることがあるようです。
実際幼稚園や小学校の男の子や女の子に「愛とは何か」尋ねたところとても興味深い答えが返ってきたようです。
今回は子供たちのコメントについて取り上げることはしませんがある哲学者は「世界を支配しているのは愛だ」とも述べています。
難しい話はこれぐらいにしておいて最初は愛し合った二人がなぜ時間が経つと共に愛情が冷めてしまい離婚に至ることがあるのでしょうか。
そもそも愛情というものは時間とともに冷めて行けなくなって行くものなのでしょうか。
離婚に至る経緯は人によって様々でしょう。
また離婚そのものが良くないと結論することもできません。
しかし、出来る限り長く結婚生活を続けていきたいと思っている方であれば、どうすれば幸せな結婚生活を続けることができるのかと考えたことがあるでしょう。
できるだけ長く愛情を持続させる方法の一つは相手の欠点を大きな心で受け入れることです。
相手の欠点や短所をどれほど許すことができるかで相手に対する愛情が変わってくるとも言われています。
幸せな結婚生活を始めたものの時間が経つにつれて、離婚することになったカップルのコメントを見てみると「こんなはずではなかった」とか「性格が合わなかった」というコメントがよく見られます。
しかしよく考えてみるとどうでしょうか。性格が100パーセント合う二人というのは存在するのでしょうか。
育ってきた環境も違いますし考え方も違う二人の価値観や性格がぴったりと合うということは考えられないでしょう。
また、こんなはずではなかったというコメントの裏にはどのような要素が潜んでいるのでしょうか。
「こんなはず」つまり自分が期待していた通りの人ではなかったということなのです。
結婚始める前に自分が勝手に思い描いていたイメージがありその通りではなかったということではないでしょうか。
もし自分のイメージが現実に即したものであり、相手のことを本当にわかった上での理想を追い求めていたのであれば事態を回避することができたかもしれません。
このようなことを考えると今回のテーマとなっている「相手の短所をいくつ知っているか」 ということが重要になってくるのです。
大切なのは相手の短所がいくつあるのかということではなく、どれだけ自分がそれらを受け入れることができるのかということが重要なのです。
これは確実なことですが結婚生活が始まると相手の欠点は今以上に見えてくることになります。
今相手の欠点が10個あると思っていたどうすれば結婚した後は20またはそれ以上の欠点が見えてくることでしょう。
結婚生活が始まる前に相手の欠点をほとんど知ることなく生活が始まってしまうならば、相手の欠点を目にした時のギャップが大きく感じるのかもしれません。
こんなに欠点がある人だとは思わなかった、こんなにも短所がたくさんある人だとは思ってもいなかった、という考えが「こんなはずではなかった」という短い言葉で表されるのかもしれません。
誰もが知っていることですが実際の恋愛や結婚生活は恋愛映画やドラマのようではありません。
いいことばかりの連続ではなく辛いことも苦しいことも乗り越えて行かなければいけないのです。
確かに嬉しいことや楽しいことを一緒に味わう喜びもありますが、苦しく辛いことを一緒に乗り越えて行かなければいけないのです。
最初の方で書きましたが夫が定年退職をした時に離婚に踏み切る夫婦も増えてきているようです。
熟年離婚として取り上げられるこのスタイルはなぜ起こるのでしょうか。
一概に理由を特定することはできませんが、おそらく長年連れ添っていたとしてもただ一緒に生活していたというだけで感情を共にしていなかったのかもしれません。
人間関係を深く築いていくためにはただ単に時間を一緒に過ごすだけではなく感情を共にする必要があるのです
相手の欠点を見ても、自分には関係がないと言わんばかりに、見ぬふりをして距離を置くのと、それを許し受け入れるのとでは大きく違うのです。
このように交際相手と深い関係を築いていきたいと願っているのであればまず相手の欠点をいくつ知っているのか、そしてそれを自分は受け入れる事が、できているのかということを考えてみると良いでしょう。