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夏目漱石『こころ』から三角関係を学ぶ

2018.04.17

恋愛に迷ったとき、いろいろ読書して救われることもあるのではないでしょうか。名著を書いた人たちは、恋愛をどのように捉えていたのでしょうか。そこには恋愛の真理が存在しているのでしょうか。
交際クラブ・デートクラブに入会している方も、恋愛に迷っている方がいらっしゃいましたら、参考になさってい下さい。

『こころ』夏目漱石

まず、恋愛の迷った人たちに、おすすめの本は、『こころ』夏目漱石です。

遊びに出かけた鎌倉で私は「先生」と出会うことになります。
私は、高等遊民である先生と交流する中で、先生から、次第に、人生や恋愛についての謎めいた助言を与えられることになります。

そして、私は、父の病で帰省することになりますが、そこへ、先生の遺書が届きます。
そこには、以前先生が、友だちを裏切り、恋人を手に入れた経緯、そして、その行為が、友だちを死へと追いやった赤裸々な過去があかされていたのです。

もう既に、この本を高校の頃に読んだという人たちも多くいるのではないでしょうか。
夏目漱石の代表的な長編小説のひとつですが、いま思えば、その頃もう文学で、このような恋愛のショッキングな題材と触れていたことになります。

この小説から私達が考えていかなければならないのは、「友人K」と「お嬢さん」の“三角関係”です。

「友人K」と「お嬢さん」の三角関係

この小説の中で、先生は、Kの気持ちを知っているのに、Kという存在を出し抜きお嬢さんと婚約してしまいます。
Kは、先生という友だちも失うことになり、そして、恋愛も失ってしまうことになります。

そして、Kの選択した道は、自殺だったのです。
先生は、このことを長い間悔恨として、私に対して、このような言葉を遺すことになります。

しかし、しかし君、恋は罪悪ですよ。

先生は、私に対してこのような言葉を遺します。
しかし、しかし君、恋は罪悪ですよ。

本当に恋愛は、罪悪なのでしょうか。
時として、恋愛は罪悪になることかもしれません。だから、恋愛に調子にのることも禁物であり、あとあと恋愛に復讐されてしまうこともあるかもしれません。

こころの中で、先生は、恋は罪悪と言い切ったのです。

現実的問題

こころの中に存在している三角関係は、実際に死に至らないでも、日常生活あり得る話です。
そして、いま、テレビを賑わせているニュースの多くがこのようなことではないでしょうか。

妻子ある人を好きになっちゃった、友達の彼を好きになっちゃったということは、あなたの身近でも頻繁に起こっているのではないでしょうか。
しかし、このような悩みを相談して、好きになったんだから仕方がない、自分自身の気持ちに従うのがベストな方法だとアドバイスを送る人たちもいるのではないでしょうか。

その人たちの思いが叶えば誰かが必ず傷つくことになります。
そして、自分自身の気持ちを信じて行動した人たちも、一生こころに傷を背負って生きてしまうことになります。

そのような意味では、恋愛とは自由でないものと言えます。
それは、結婚が関わる不倫に対して言えると主張する人たちもいるかもしれませんが、恋愛というシーンにおいても、不倫と同じようなことが繰り返されいます。
男性たちの中には、自分自身に力があるから誰かから奪い取ればいいと考えるかもしれません。

まさに恋愛とは勝つことだという人たちもいます。
しかし、戦ってしまうことで、必ず誰かが傷をついてしまっています。

人のものを奪うのは恋愛違反か

神様が存在して、一人一人の人間に対して神様が平等に見合う相手を与えてくれればいいのですが、神様は、そのようなことをしてくれません。
神様は、そのような意味では、力で相手を追い求めるものと言っているでしょうか。

小学校の教室で、男性と女性がペアで席順が決められることがありますが、そのような恋愛システムが、世の中に存在していたら「こころ」のような問題は起こらないはずです。
しかし、そこには、自由恋愛の観念は、間違いなく奪われてしまうことになります。

三角関係のデメリットは、もしも、奪う人物と奪われる人物に、友情が存在していたとしたら、その友情も裏切られてしまうことになります。
しかし、三角関係になってまで、奪おうとする人たちは、友情を犠牲にしてまで女性を奪いたいと思うほど、恋愛の力は大きいと錯覚しているのではないでしょうか。

恋愛とは何か

恋愛とは、人間自体を変えてしまう化け物のようなものかもしれません。
確かに、恋愛によって、人は、ふるいたち強くなることもできるでしょう。

しかし、恋愛が、あなた自身を盲目にしていることはないでしょうか。
その女性が誰かの彼女だったということを知っていれば、それをあたたかく見つめて、二人にエールを送る気持ちはいつ失せてしまったのでしょうか。

そこで、恋をしてしまったから仕方ないという思いは、この男性から彼女を奪っても構わないという意識時戦略にならないでしょうか。
もう一度不倫にあてはめてみましょう。

実際に不倫は起こっていることですが、数としては非常に少ないです。
なぜ、ほとんどの人たちが、人の妻を愛さないのかといえば、愛せないことをしっかりわきまえているからです。

交際クラブ・デートクラブで愛人を手に入れる方がよさそうです。

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