2018.08.07
仕事一筋だった私の新しい生きがい
工場長としてデザイナーが書き上げた物よりもいいものを作ってやろうと言う技術者としての意気込みでお客様に喜ばれるような製品を届けようと仕事一筋で頑張ってきました。
しかし、ふと他人のためではなくて、自分が喜ぶようなことをしてみたいと思ったので、色々と趣味をやってみたり、サークル活動に参加したのですが、あまり楽しいことではありませんでした。
仕事人間だった私に訪れた出会い
そんな時に知人に紹介してもらったのが交際クラブ・デートクラブでしたが、正直に言うと、最初はキャバクラや銀座にあるクラブとの違いがわからなくて、自分の頭の中でイメージがごっちゃになっていましたが、いざ会員登録してみると、コンシェルジュの方から丁寧な説明を受けて、それらのサービスとは全く違うものであるということが理解できました。
そうこうしているうちに早速コンシェルジュの人が女性の方からデートの依頼が来ているという連絡を受けて、その女性のプロフィール画像を見てみました。
大学生らしい若さあふれる肌に袖のない無防備な花柄のワンピースを着ていて、セミロングの髪はくるんとして、彼女の胸の上に収まっていました。
ブラウンヘアーでネイルをしているというところが気になりましたが、美人の上にむっちりとしたスタイルをしている女の子だったので、すぐに初デートの予約を取り付けます。
お金に困っていた彼女を説得
交際クラブ・デートクラブの彼女との初デートということで奮発して、高級レストランに誘ったのですが、彼女の実家は貧しい家庭のようで、大学に通うために自分で生活費や学費を工面しているようで、毎日、勉強とバイトでくたくたになっているという話を聞きました。
このままだとキャバクラで働き始めなければいけないということを聞いて「そんな軽い気持ちで、夜の仕事に行くものじゃないよ、それに不特定多数の男性の相手なんて疲れてしまうよ」という風に説得したのですが、1日も早く、今の状況を抜け出したいと思っていたので、決意は固いようでした。
僕だけとデートをするように
その後もいろいろと話し合っていたのですが、彼女から「それじゃあ、何々さんが私を助けてくれるんでしょうか?」ということを言われてドキッとしてしまいました「いやいや、そういうことじゃないんだけどね・・・」という風に否定しようとしたのです。
ですが、髪の色をブラウンにしてネイルをしているギャルそのものの彼女ですが、男性との経験は全くなかったみたいで、キャバクラに対して、ものすごく恐怖心と言うか話していて、暗い表情になって行きました。
そんな風になっている彼女を見ていると、彼女が他の男たちに傷跡をつけられてしまう前に自分だけの女性にしたいという気持ちがどんどんと湧いてきてしまいました。
彼女と話し合って結局、1回のデートで5万円という愛人契約をすることで、一人の女性が自分の専属のデート相手になってくれると言う夢のような話に収まることになります。
そうなると1回のデートで5万ですから、1ヶ月のうちに10万円とか20万円とかの出費になることもありますが、趣味もなかったので有り余る、貯金の有効活用ができますし、払っている僕はとても満足していますし、彼女もバイトをすることなく、キャバクラに行くこともなく、勉強だけに集中できるようになったので、とても喜んでくれています。
彼女から、バレンタインチョコのプレゼント
交際クラブ・デートクラブの彼女と愛人契約を結んだ後に何十回も食事に出かけたり、他にも、色んな所に出かけたのですが、その日は食事に行った帰り道に彼女が、いきなりバッグから箱を取り出してきて、「ちょっと形が変だし、あんまり美味しくないかもしれないけど、一生懸命作ったから・・・」と顔を俯かせながら、恥ずかしそうに顔を赤らめて言ってきたのです。
その日はバレンタインデーだったみたいで、私もなんとなく周りがガヤガヤしていたので気づいていたのですが、全くの人事としてバレンタインデーを見ていました。
それなのに彼女は私にチョコをプレゼントしてくれましたので、こんなことをされたのは妻と結婚前に付き合っていた時が最後なので、私自身がびっくりするぐらいにドキドキしてしまいました。
あまりにも予想外だったので、バクバクと心臓の鼓動がうるさかったですし、若干震えていたのですが、なんとかそれを抑え込んで、ばれないように必死でした。
それから少し落ち着いてなんでもないふうを装って「ありがとう」というような軽い感じで受け取ることができました。
もらったチョコレートは確かに彼女の言うとおり、少し不恰好で味も市販のものよりグレードは下がりますが、それよりも、彼女が一生懸命に作ってくれて、それを私が受け取ったという事実は、とてつもない幸福感を味わうことができます。
さて女性からバレンタインデーにチョコレートを受け取ったのであれば、今度は男性からホワイトデーに何か、贈り物をしないといけないということになっています。
しかし長年、こういうことをしてこなかった私はホワイトデーはいつなのかということを調べることから始めなければいけませんでした。
イメージでは3月15日だと思っていたのですが、本当のところ、3月14日だったので急いでお菓子屋さんに向かい、彼女が好きそうな可愛らしい動物の形をした高そうなお菓子を買いました。
当日プレゼントしてあげると、彼女はとても喜んでこちらにすり寄ってきましたので、そのままいい雰囲気で一緒に過ごすことができました。