“交際クラブ”に入った理由は、ずばりお金でした。
私は少し散財する癖があり、今もらっているお給料だと全く生活が成り立たなかったからです。
本来、自分が努力すべきなのですが、クラブでお金をもらえるデートを繰り返すと感覚が麻痺してしまうのかもしれません。
そんなある日、調子に乗った私を見かねた男性が怒りだし、サポート代をいただくことができなかったんです。
後からやっと気付けたのですが、私は本当に何かに取り憑かれていたのかもしれません。
体験談から、私の失敗を聞いてください。
東京に憧れて着飾る日々
私はバスも1時間に1本走っているかどうかの田舎に生まれました。
中学生の頃からおしゃれに興味を持ち出し、こんな田舎ではだめ、東京で輝く女性にならなければならないと思い努力を重ねて上京しました。
メイク、ファッション、交友関係など派手に遊んでいた私は、親からも兄弟からも借金を重ね、いつしか友人にも見限られるようになったんです。
私の散財癖は治ることなく、正社員として働き始めてもその中のお金でやりくりすることができませんでした。
そんな中、私が出会ったのが交際クラブでした。
男性とデートをすることでサポート代をいただけるなんて、私にとって夢のようだと考え、すぐに面接を受けて活動したんです。
男性たちはとてもリッチで紳士、なおかつお金持ちでケチらずに私をサポートしてくれます。
こんな蜜月のような日々に、感覚がどんどんおかしくなっていきました。
継続した男性に見限られても気づかない
クラブに登録した最初の頃、まだ私は男性への感謝の気持ちを伝えていました。
お金をもらえるだけで奇跡と思えていましたし、金額についてもとくに口を挟むことはありません。
しかし、お金が入ると気が大きくなってしまうもので、どんどん高額な商品が欲しいと思うようになります。
そんな中、一度だけ男性に嘘をついて生活が苦しいからもっとサポート代を上乗せできないかと伝えました。
男性は心よく値上げに応じてくれたものですから、もはや言えばお金が手に入るといった状況です。
そして、デートのたびにお金を要求し、まだ足りない、まだ足りないと男性を責め立てます。
男性もそんな私に辟易したのか、だんだんデートへの誘いも減りましたし、私からの連絡も適当になりました。
そして、男性は私との交際をやめたいと連絡してくるのです。
その時、貧乏人でケチと男性のことを罵ってしまいました。
本当に私は狂っていたのだと思います。
お手当を貰えず泣き崩れた
金銭感覚が狂ってしまった私は、日々交際クラブで男性からのオファーを待ち続けます。
ある日、とある企業の役員だという男性とデートをすることになりました。
男性とのデート中、じつはお金を使いすぎてカードの支払いと家賃を滞納せざるを得ない状況となっていた私です。
とにかくお金をたくさんもらわないと困ると思った私は、とにかく安心したかったので男性に先にサポート代を渡して欲しいと懇願しました。
しかし、男性は最後にしたいと言い続けるので、「生活に困っているのはこっちだ。早くお金をください」と声を荒げてしまったのです。
すると男性は機嫌が悪くなり、最悪なことにそのままレストランの支払いだけ済ませて帰ってしまいました。
私は1円も手に入れられずパニックになり、道端で大泣きしてしまったんです。
なんでこんな目に遭わなければならないのか、本当にその時すらもわかっていませんでした。
厳しく言ってくれた男性がいて目が覚めた
私はそれでもパパ活動を諦めませんでした。
こんな私ですので、男性を怒らせてしまうこともありましたが、相手が理解できないだけと気にしないようなります。
しかし、とある男性と出会った時に目が覚めたんです。
とても若々しい40代の男性で、気も合うし尊敬に値するような人でした。
そんな中、私がいつも通りお金をせびると男性から厳しく伝えられました。
「ルールだから仕方がないが、君の話を聞いても男性は楽しくないと思う」。
さらに、「正直、君はとても素敵な素質を持っていると思うが、サポートに値するとは到底思えない」と言われたのです。
僕はほかの素敵な女性を知っているから、その子たちとデートをしたいと厳しく言われました。
この人は少しお金とか関係なしに良い関係を築きたいと思っていたところ、出鼻を挫かれた気持ちになりショックでした。
たしかに、私は自分の力では何もできず、甘えてばかりで、正直自分自信に腹が立っていたんです。
その言葉で、少しずつでも自分の足で歩こうと決心しました。
まとめ
私は今も“交際クラブ”に登録していますが、足を地につけようと考えて活動の仕方を変えました。
クラブでのデートは控えめに、お金ではなく素敵な男性との出会いを求めるようにしたんです。
仕事もなくなったらおしまいですし、これから年齢を重ねたら誰からも相手にされない可能性だってあるでしょう。
そんな日々は、私にとって恐怖でしかありません。
もう一度、自分を磨き直し、男性がサポートしたくなるような女性になって人生を謳歌したいと思っています。
投稿日: 2024.02.09