交際クラブで活動していると、思わぬ男性に出会うことがあります。
交際クラブに登録している男性はリッチな人たちであることは理解しているのですが、中にはテレビやSNS、WEBで見かけるような富裕層の方とデートすることができるんです。
富裕層の方はとてもおおらかで余裕のある方なのですが、それをいいことに調子に乗ってしまうと交際を切られてしまうことがあるんです。
私も富裕層の男性と付き合っていたことがあり、調子に乗りすぎて最終的に交際を切られてしまいました。
その時の体験談をお伝えしますね。
普通の見た目ながらとんでもない富裕層
私が富裕層の男性と出会ったのは、クラブ活動を始めてから3ヶ月ほど経過した頃でした。
いろいろな男性とデートした経験があった私は、今回もいつも通りの感じでオファーを受けてデート先へと向かったんです。
場所は、東京23区の下町で、男性はとても普通の柔和な感じのおじさまでした。
今まで出会った男性たちとのデートは都心のスタイリッシュなお店が多かったので、こういった土地での待ち合わせは新鮮でした。
古い居酒屋かもしれないと思っていたのですが、なんと歴史ある料亭での食事で、ふぐやうなぎなど高級な懐石料理をご馳走してくれたのです。
こんな場所、一元様では訪れることができないと思うような格式の高い料亭で、正直震えてしまいました。
お支払いの際、男性は現金主義だといって財布を取り出すのですが分厚く、さらにブラックカードも数枚見えたんです。
とんでもない富裕層と出会えたと、正直ちょっと怖いぐらいでしたね。
なぜか継続してくれた優しい男性
料亭での食事の後、私はさすがにコレっきりだと思っていたのですが、なんと男性から次はどこに行きたいかと継続のお誘いを受けたのです。
私は、思わずお寿司と伝えてしまったのですが、男性が行きつけのいいところがあるといった感じの笑顔で承諾してくれました。
サポートも今まで出会った男性たちよりもずっと手厚い感じでしたし、男性自身は専属の運転手がお迎えに来るという感じでタクシー代を手渡されてその日は終了です。
今までの男性とは違い、あわよくばといった雰囲気も一切ありませんでしたし、終始穏やかで笑顔の多い優しい男性の態度に私は惹かれていきました。
本物のお金持ちは人間として出来上がっていると、本当にその時は痛感しましたね。
この時、私はあさましいことに、“もしこのまま付き合い続けたらとんでもない人生が待っているのではないか”と思ってしまったんです。
これが、調子に乗ってしまうきっかけとなります。
自分もVIPだと勘違いし始めた
富裕層のその男性は、ことあるごとに私を高級な料理店に誘ってくれました。
さらに会員制のバーや遊びにもたまに誘ってくれたことから、私も次第に自分がVIPになった気分になってきたのです。
仲が深まっていくに連れて男性はより手厚いサポートをしてくれるようになり、私も金遣いがどんどん荒くなっていきました。
さらに男性お抱えの運転手さんが運転する高級車に同席して夜景を見に行くなど、大人なしの愛人のような扱いになってきたので、ますますセレブ気分に浸るようになってしまったんです。
そんな折、男性と高級フレンチで食事をしている際、プライベートなことを聞きました。
実際に男性はどれだけ財産を持っているのか、奥さまはどんな方なのかなど、根掘り葉掘り聞いてしまったんです。
男性は最初はやんわりとごまかしていましたが、しつこく迫る私に注意してきました。
バッサリと切られてしまった
財産についてしつこく聞く私、さらに一番高級なシャンパンを勝手に注文する私に男性はイライラを募らせ始めていました。
さらに私は何を勘違いしてしまったのか、その富裕層の男性の奥さまを批判し、若い妻は欲しいと思わないのかなど酔った勢いで聞いてしまったのです。
その時、あの優しい男性もついに怒り心頭といったかたちで私に怒りをぶつけてきました。
“君は何かを勘違いしているのではないか”と言い、“そんな女性だとは思わなかった、本当に浅ましい人間だ”と吐かれ、とてつてもなく空気が張り詰めます。
そして、男性はすっとサポートを取り出し、これで失礼するといったかたちで出て行ってしまったのです。
私は何が起こったのかわからず、その場に一人きりですが、タクシーがしっかりと迎えに来てくれて家路にはつきました。
到着後、男性に連絡をしたのですが、“金輪際、会うことはないだろう”といったニュアンスの返信が来ておしまいです。
優しいからと調子に乗りすぎて、私は富裕層の男性からバッサリと切り捨てられました。
まとめ
交際クラブで出会った富裕層の男性は、本当に優しく、本当の紳士といった雰囲気を持った素晴らしい人でした。
しかし、その男性から手厚くサポートを受け続けた私は次第に自分には高い価値があると勘違いし、結果的に調子に乗りすぎて切り捨てられることになったのです。
私は一庶民で、セレブな世界などには縁がなかった人間でした。
富裕層の男性との楽しい日々は思い出ですが、本当に失礼なことをしたと今でも土下座して謝りたいほどです。
私という人間の小ささを思い知った、苦い経験でしたね。
投稿日: 2024.07.26