“交際クラブ”を利用していると、自分の金銭感覚がどんどんおかしくなっていくような気がしてなりません。
しかし、どこかで自分自身の価値と常識を取り戻すことができれば、しっかりと立ち直ることができると思います。
私も金銭感覚がおかしくなった一人ですが、やはり男性からの対応や普通の生活も戻った時に、どれだけ自分がおかしくなっていたのか理解できました。
今もたまにクラブ活動はしていますが、まともな金銭価格はキープし続けています。
私が立ち直ることができた体験談を、ここで聞いてください。
アルバイトをすぐにやめた
私が交際クラブに登録したのは1年半前くらいのことです。
当時、私はフリーターとしてファミレスでアルバイトをしていました。
時給も1000円程度で店長もムカつくし、欲しいものも買えずいっぱいいっぱいの生活です。
そんな中、ネットで交際クラブについて知り、興味本位で登録してみました。
自分で言うのもなんですが、妹キャラで愛されていた私ですので、意外に年上の彼氏が途切れない生活をしていたんです。
そのため、交際クラブでも成功できるだろうと思って登録しました。
案の定、登録後にすぐに男性からオファーがやってきて、シティホテルのレストランでランチデートをしたんです。
1時間程度でしょうか、軽くお話しただけで1万円以上のサポートを受け取ることができました。
こんな世界があるのかと思い、すぐにアルバイトをやめてクラブ活動一本で儲けようとその時は思っていたんです。
男性をかけもちでウハウハに
男性の中には、継続交際を申し込んでくれる方もいます。
中には、大人アリということで高額なサポート代をいただける男性もいるなど、どんどん稼ぐことができました。
そんな中、一人の男性とデートをし続けるよりも、いろいろな男性を掛け持ちすれば大金が稼げるのではないか、と思うようになります。
事実、交際クラブでデートをした男性に継続を持ちかけると喜んで受け入れてくれるので、最大で5人の男性と継続交際を掛け持ちしていたこともあるほどです。
ここで金額を伝えることはできませんが、とにかくアルバイトなんてバカらしくてやっていられないといった金額を稼いだ月もありました。
こんな私ですので、金銭感覚は狂っていきます。
無職なのに都内の一等地に住み、もらったブランド品や自分のお金でホストにまで通っていました。
これは最悪な状況と誰もがわかると思いますが、その時の自分では気がつけないのです。
男性との縁がなくなっていった
交際中の男性の中で最もサポートが手厚い方がいました。
ある日、ほかの男性も同じくらいもらえればさらに稼げると思い、値上げ交渉をしたのです。
しかし、男性たちからはそれはできないと厳しい声が届き、私は怒りその男性たちとの縁を切りました。
その分、お金が入ってこなくなるのでサポート代を多くくれていた男性に値上げ交渉をすると、いい加減にしてほしいと叱責され交際が切れます。
ただ、また新しい男性を探せばいいと思っていたのですが、クラブも人気で登録者が増えている分、なかなか新規オファーがかかってきません。
さらに私の高飛車な態度からか、継続はなしといった男性ばかりで、縁がどんどんなくなっていったんです。
家賃も支払えなくなってきており、ブランド品を買取店で売って生活するような日々がやってきます。
家賃が払えないと初デートの男性に伝えると、自分の問題だと厳しい意見です。
ついに潮時がやってきたのです。
当たり前のことができず泣いた
勘違いしていた頃の生活を維持するためには、もはやアルバイトをするしかありませんでした。
久々に社会で働きに出たら、自分の不甲斐なさに悲しくなったんです。
自分よりも年下の社員に叱責されたり、同年代の女性からは、“そんなこともできないで、どうやって生きてきたのか?”とわりと真剣な顔で言われたのはこたえましたね。
こんなに頑張っても交際クラブでデートした時の半値以下の報酬でしたし、社会の厳しさを本当に知りました。
アルバイトの帰り道、スマホをチェックしてもやはり男性からのオファーはやってきません。
男性からも見放された、アルバイトで誰もができるようなことすらできない、私は道の真ん中で大泣きしてしまったんです。
後日、それでも私は冷静になりました。ダメなのは私、まずはしっかりと自分という人間を理解して常識を逸脱しないことだと考えます。
私は、それから夢を持ちました。
交際クラブは、その夢のための貯金として活用しています。
まとめ
“交際クラブ”には、甘い誘惑が多くあります。
それは悪いことではありませんし、男性も私たち女性をサポートしたいと思ってくれているからこそ、サポート代を出した上でデートをしてくれているんです。
その男性の気持ちを踏みにじり、男性に何も与えていないのに無尽蔵にお金を手に入れられると勘違いしていると必ず報いを受けることになります。
しかし、辛い思いをしたからこそ、今私は立ち直ることができているのも事実です。
人生、これから先まだまだ長いんです。若い頃だからこそ、自分自信をしっかりと見つめた上で生きていきたいですね。
投稿日: 2023.12.06